北島武雄の発言 (決算委員会)
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○説明員(北島武雄君) 只今御指摘のありましたようなことは大体におきまして駐留軍のPXを通じまして、PXへ参りまして、駐留軍の軍人軍属が免税で買つてそれを流す、こういうような場合が相当あるように思います。ただPXが軍人軍属に販売するために輸入する物資に対しては、これは行政協定上免税ということは止むを得ないことでありまして、それを軍人軍属が正当に自分の私用に供するため買つているならば、これは免税の趣旨も通るのであります。その特権を利用しまして自分の私用に供しない以上の量をPXで買つて、それを他に売り払うというような事例が相当あるようであります。これにつきましては、前々から取締に苦労しておるのでありますが、各駐留軍所在地の税関署等におきましては駐留軍と常々連絡をとりまして、できるだけ一個人の私用に供するものと認められる以上のものは売らないようにというふうに厳重に交渉はいたしております。ただこれが地区によりまして、非常に司令官が厳格にやつてくれる所もあります。或いは又係官が必ずしも厳格ではない所もあるというようなわけで、この辺の取締が実にむずかしい。この点につきましては私ども常常事実を指摘いたしまして、合同委員会において、それを申入れるという措置をとつております。その結果でございましようか、最近においては、恐らくこの一、二年前よりも甚しいようなことはだんだんなくなつて来ておるのじやないかと思うのであります。ただ一部に非常に目に付きます時計がございます。時計はPXのルートを通ずるよりも、むしろ他のルートによつて密輸されることが非常に多いように私ども捜査の結果承知いたしております。先般全国一斉に密輸時計の調査、手入れをいたしたような次第でございます。今後もこのような或いは駐留軍の特権を利用して、日本経済を紊すというようなことに対しましては、私どもといたしましても全力を挙げてこれに対処いたしたいと思つております。なお、只今も申しましたように、事実のあるたびごとに駐留軍のほうに事実を指摘して申入れております。