山田節男の発言 (決算委員会)

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○山田節男君 当然関税をかけられるべき物資の脱税防止ということについては、例えば専売公社等におきましては、たばこの検査というものを非常に厳重にやつておる。例えば汽車で一等に乗つておつても、過日私が目撃した例ですが、筑紫の一等車に乗つておつて神戸に着いたときに、或る私服を着た者が来て、このたばこはどなたのですか、外人が丁度座を離れておつて、たばこの袋を調べて見て、そうしてそれに大蔵省の何といいますか、切手のようなものが貼つてなかつた、そうしたらばその所有者が帰つて来るまで待つてたしかめて、そうして調べて行く、これは私は相当大蔵省がたばこについてはそういつたようなことを厳重にやつておるということを見たのですが、併し化粧品とか或いは運動用具とかその他のものがとてもたくさん今日も巷間にばらまかれておる。これはもう減つておるということを言われます。成るほど昔のように食べ物等においては減つたかも知れませんけれども、例えば渋谷におきまして罐詰それから化粧品、その他外国製食料品の専門の売店が二軒も三軒もある、而もそれがビジネスとしてコンスタントに供給を受けてやつておるということは事実なんです。こういつたようなことはこれはああいう繁華街に二軒も三軒も相当の物資を陳列して堂々と商売をするというこの事実は、必ずしも、必ずしもではなく、私らの目で見れば全部脱税物資だと思われる。こういう点をやはり専売公社においてたばこに対して相当厳重な監督を続けておるというような意味において、他の物資に対してややそういうことがなまぬるいのじやないかということを我々としては感ぜざるを得ないのです。ですから今言つたように日米行政協定に基く合同委員会において、自粛的に向うがこれをチエツクするような方法を厳重にやるのは当然なことである。それでなお足りないところは、やはり専門の係官をおいてそういつたようなものを販売する店を閉鎖せしめるというような方法を講じなくては、全く日本は独立国家として、私は世界中廻つて見ましたが、日本くらい外国のものが販売されておるところはないと私は思う。こういう点についてこれは希望になりますけれども、殊に関税行政について人員が足りないということを言われるかも知れません。人員が足りないというけれども、物資に我々が払う金というものは莫大な金なんです。ですからこういう点は少くとも自主独立国家にふさわしいだけの関税行政というものを当然自主的な立場でやるべきではないか、この点については一つ来年度の予算においてもつと厳重にできるような機構なり人員を整えてやられることを私は強く要請しておきます。

発言情報

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発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1954-11-05

院: 参議院

会議名: 決算委員会