葛西嘉資の発言 (厚生委員会)
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○参考人(葛西嘉資君) 高野委員からお尋ねがあつたので関連して申上げますが、先般、いつ頃でありましたか、タス通信で、九百七十一名の戦犯をソ連に連れて行つた。併しこれを中共に引渡したという記事があつて、九百七十一名がどうなつているということがわからない。それに該当されると思われるような家族から非常に聞きたいというような話があつたのでございますが、先般モスクワの会談の際にこれを聞いたのでございます。タス通信で九百七十一名をソ連が中共に引渡したというが、その事実ありや否や、事実であれば、誰を引渡したか、その名前を聞かしてもらいたいということをソ連に聞いたのでありますが、ソ連の赤十字社は、これも相当調べた上で、タス通信にあつたところの九百七十一名の戦犯中中共戦犯に関係のある者は、確かに昭和二十五年、一九五〇年に引渡しました。併し二人はそのうち死にました。九百六十九人だけは中共に引渡しました。併しその名前や何かは中共で聞いてもらいたいというようなわけで、一切明かさなかつたのでございます。この点は実は非常に関心のあることでありますので、今年になりまして、もう日はちよつと記憶しておりません、一月か二月前だつたと思いますが、中共に、御承知のように三団体でありますから、三団体の名において、ソ連側がこういうことを言つておつたが、九百六十九名の氏名並びにその後の情報を提供してもらいたいという依頼状を、電報を三団体の名において中国紅十字会に打つたのでございます。併しその後側も中国紅十字会からは、実は昨年の十月以降、第七次の集団帰国が済んだあと、打切りという通知がありましたあと、何らの通知がございません。これは今のところでは中国紅十字会との交渉になつている、こういうことになるわけであります。関連して……。