葛西嘉資の発言 (厚生委員会)

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○参考人(葛西嘉資君) 中国紅十字会の李徳全女史ほか幹部を日本に招待するという問題は、実は先般も参議院の本委員会において御決議などを頂いておるのでありますが、極く最近、数日前にも実は政府にもいろいろお願いをしておるのでありますが、なかなかいろいろ国際的並びに国内的な配慮があるようでございます。政府の態度はまだ中国紅十字会を招待してよろしいというところまで至つておらないのでございます。私ども殊に赤十字の立場といたしましては、赤十字が赤十字のお客として呼ぶわけでございまするし、又昨年の初め、北京で団長島津社長が紅十字会の幹部を帰国が一段落したならば呼ぶように努力をしたいと思うと言うた手前もあり、実は五月二十四日から開かれるオスローの理事会は、実は非常に、若しこのことを解決せずに行きますと、大変工合の悪い、ちよつと間が悪いと申しますか、そういうふうなことでありますので、実は是非一つ解決したい。解決が若し駄目であつても、日本政府としての肚を一つ聞かしてもらいたい。こういう心持でオスローで一つ先方の代表に会つてもらいたいというくらいな肚は一つ示して頂きたいというようなことでお願いをして、先般社長も政府の当局にお会いになつた。外務大臣にお会いしたんであります。まだどうも政府の態度は変つておらんというようなことで、実はまだ立つのに数日日がありますので、この間になお政府にもお願いをして、何とかもう少し私どもの立場も悪くないようにという、立場ばかりでありませんで、私どもといたしますれば、中共引揚の一つの大事なきつかけと申しますか、中国紅十字会を然らば呼んだら必ず引揚ができるかと、こう政府が聞かれるのでございますが、それは相手のあることでございますので、必ずできますということは申上げられないのでありますけれども、これは向うの人か来まして、日本の留守家族などの本当に痛切な叫びを聞いてもらえば、人道的な赤十字の団体のことでありますので、私は必ず悪かろうはずはない。又今日の中国紅十字会と赤十字、或いはもつと広く言えば三団体との関係でありますが、あれ以来ちよつと壁にぶつかつたような実は感じなんでございます。従つてこれを打開して多数の同胞の引揚をするためには、どうしてもこの問題を先ず解決するということが私どもは必要じやないかと、こう思つておりますので、丁度オスローの会議がいい機会でございます。数日、恐らく社長ともう一回、二回大臣にもお会いをしてお願いをすることと思いますし、仮に向うに行きましても、留守の間に電報を打てるくらいに政府にもよくお考え頂いて、ほかのいろいろ関係があつて政府としてもいろいろお考えようでありますが、それらの点を考えましても、とにかくこの引揚という問題をやりますためには、私どもとしては是非これを先ずやれということでないといけないのではないか、こう思つております。ここ数日少しく強くお願ひをして、何とかいいように取計らつて頂きたい、こう思つておるようなわけであります。大変遺憾でありますが、現状は只今申上げまじた通りでございます。

発言情報

speech_id: 101914237X04019540513_015

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1954-05-13

院: 参議院

会議名: 厚生委員会