安部キミ子の発言 (厚生委員会)

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○安部キミ子君 局長さんにお尋ねしたいのですけれども、昨年大山さんがソ連へ参られまして、それがきつかけになつて引揚の動機になつたと私どもは理解しておりますが、今のような日本の国交のあり方では正式な交渉もできないし、それからあなたのお話を聞いておりましても、何かしら不安で、もどかしくてしようがないような印象を受けるのです。と申しますのは、結局日本が外交を開始していない、正式な国交を回復していないということが原因になつていると思うのでありますが、聞くところによりますと、只今もオスロで国際赤十字大会がある、それから来月の、六月の下旬にはストックホルムで平和会議がある、こういうようなことも聞いておりまして、日本からもそれぞれの代表が出席になるというふうな段取りもできつつあるように伺つております。そういうふうな機会がありますので、何とかいろいろなチャンスをつかんで、こうした帰還の動機を作るという意味において、そういうふうな外国に行きたいというかたが各層からある場合には、極力旅券の交付なども、政府の考え方ではいろいろな事情もありましようが、純粋な立場からもつと政府に反省して頂いて、せめて引揚、未帰還の人たちだけでも早く解決ができるようにあなたのほうからいろいろ御尽力頂くということはできないものでございましようか。

発言情報

speech_id: 101914237X04019540513_019

発言者: 安部キミ子

speaker_id: 22437

日付: 1954-05-13

院: 参議院

会議名: 厚生委員会