藤井宗治の発言 (通商産業委員会)

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○参考人(藤井宗治君) 只今の御質問でございますが、先ほども申しましたように、私といたしましては、この既往の調査に必ずしもこれに拘泥しない。これはもう絶対的にやつて行けないという結論が出ておるというものは、これはこれ以上金を注ぎ込むという愚は避けたいと思つております。この点は全然捉われておりません。ただ併しいろいろ調査いたしました結果、やはりあの地点は捨てるべきでない。そのスケールをどうする、設計をどうするという点に問題があるようでありますから、これた今は一つの地点ということ置いて、よつていろいろ計画を進めております。場合によつては、これは二地点に分割するかも知れない。従つてそうすると、ダムの高さも変つて来るとこう思いますが、現在でも一応現在の権威者の意見を網羅した結果、ロツクフイル・ダムでやれば安全だというふうに検討が進められておりますので、而も更にいろいろな角度からもう少し調べたい点があるから調べておりますが、先ず心配はないという見通しがついておりますが、これは太鼓判を押された上でなければやらないつもりでいます。それから調査にいたしましても大体のものを完了いたしておりまするから、今後調査費はそう多くはかからないと考えております。それからまあロックフイル・ダムですが、これは安全性から見てもロックフイルのほうが先ほどもちよつと申上げたかと思いますが、よろしいのだそうでございまして、これはまあ非常なボリユームが大きくなりまして、安定性が非常にある。それから重さが電力ダムよりもずつと幅が広くなつて分散して来るから一カ所に集中しないという点で非常に安定したものであるようでありますから、かたがた経費も少くて済むとなりますれば一石二鳥でありますから、多分ロックフイルのほうがいいという結論に、最終的の結論になるのじやないかと思つております。それから当初の計画は、これはロツクフィルということは、これは当時はそう考えられないで、グラビテイ・ダムで行こうということに計画は当初は立てられておつたようでありますが、その後いろいろ検討の結果、又外国の調査した結果、ロックフィルのはうがベターだということがわかつたので、後にロックフィルという設計に変つたのでございます。それから従つてまあさつきも申上げましたように、工期は、これには一応当初きまりましたようなふうに書いてございますけれども、これは明らかにこの予定の工期のようにはできません。これは今から着工いたしましてもロックフィールドにいたしましてもグラビティにいたしましてもこれは工期は更に大幅に延びるということをこれは申上げてよかろうと思いまするが、その工期が延びまするにつきましては地質がさようにむずかしい関係上慎重を期するために調査に暇どつたために着工が遅れたということのためにこれは延びるのでございまして、この点は誠に申訳ありませんが御了承願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 101914793X01519541112_005

発言者: 藤井宗治

speaker_id: 32735

日付: 1954-11-12

院: 参議院

会議名: 通商産業委員会