左藤義詮の発言 (電気通信委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○左藤義詮君 不景気だから余計広告をするのだ、こういう。従つてデフレになつたからといつて、必ずしも広告の資源は減らないという見方もあるようですが、そういう考えでやつて来て、新聞が急に広告料の激減ということで、あれぐらいラジオその他が反対しておつたにもかかわらず値上げせざるを得ないところに追い込まれている、こういう傾向は民間放送にも相当強く出て来るのじやないか。現在はデフレが始まつたばかりで、不景気だからいわゆる薬でも化粧品でも何でも広告をする。私ども地方で見て来ましたが、パチンコ屋というものまで広告しておる。併し新聞などの実情を見ましても、広告の行数の増減以上に、裏では非常に広告料の単価が随分乱売競争をやつておる。又広告はとつたけれども最近中山太陽堂というような大きなものが潰れましたが、そういうようなことから、表面は広告は相当出ておつて収入がある計算になつておるけれども、手形その他の回収ができていないところが相当ある。だから今局長の言われたような、新聞は減つたがラジオは漸増しておる。まあ一応楽観しておられるようでありますけれども、むしろ私はこれからいよいよ深刻になつて行くのじやないか、十キロ以上はどうにか行つていると申しますが、私は必ずしも局長の今言われたほど甘くないのじやないか。いわんや小局に至りましては、出力の小さい局に至りましては、先ほど認可のときに見積りが甘かつたということもあつたのですが、私はその甘いものをそのまま呑んで認可せられたその結果が響いて来るのではないか。大変私どもは実は局長よりもつと事態を心配いたすものでありますが、私の考えが杞憂であれば非常に結構ですが、これに対して東京、大阪等の支局を共通に使うとか或いは連盟を作るとかネツト・ワークその他の合理化ということをおつしやいましたが、これはよほど私は努力せられませんと、この冬から来年にかけて非常な困難な事態が来るのではないか。地方を廻つてみて特にそういうことを感ずるのでありますが、そのはね返りが今計画している放送法において、受信料を税金にして国へ納めて、その中から民放に割当てて、マス・コミニケーシヨンとして公共放送の使命を果しているのだからして、これにも受信料を払えという声が地方の懇談会にしばしば出るのでありまして、そういうところへ救いを求めなければならないようなことになつて来ますと、私は最初民間放送というものを占頭下に二本建に考えた趣旨と大分違つて来るのじやないか。そういうところへ若し追い込まれなければならないようになつて来たら、私はそこに問題があるのじやないか。そういう点で、もう一度くどいようですが、新聞は減つたけれども、ラジオのほうは漸増しているから大丈夫だということをもう少し私は深く分析して、たつた一つのテレビ等におきましても、いろいろ苦労してやつておられるのですが、もう一つ受像機の普及もなかなか思うように行きませんし、これから相当私はテレビも許可されるのだと思いますが、よほど私はそういう点を計画者は各地域或いは新聞の勢力その他で無理を、無理というか非常に早くやりたいというのでやられる。役所がそれに対して、甘い、経済事情の甘い判断でやられるとむしろいけないのじやないか、かような心配をいたすのですが、若し相愛であれば結構ですが、これに対する当局の一つ決意を伺つておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 101914847X00219540914_004

発言者: 左藤義詮

speaker_id: 34679

日付: 1954-09-14

院: 参議院

会議名: 電気通信委員会