塚田十一郎の発言 (電気通信委員会)
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○国務大臣(塚田十一郎君) これは何にいたしましても、公の問題になつておらぬものですからして、非公式にいろいろな機会にいろいろな意見は当事者に伝えてある。非常に長い間この問題が問題にはなつておりますが、その間に、考え方が変更になつておるのでありまして、この前衆議院の委員会でありましたか、この問題をお取上げになつた当時は、これは公社が使うものとして考えられないかと、こういうことであつたわけであります。公社自身にも御承知のように、マイクロ・ウエーブの計画を持つておりますが、その公社が計画をしておるマイクロ・ウエーブの施設を作るという計画、その一部分を或る民間の業者が作るからして、従つて作つた代償と申しますか、一部分を一つ特殊の用途に使わしてくれ、あとは一つ公社が使つてくれ、こういう話で初め問題があつた。公社当局の意向もいろいろ聞きましたし、いろいろ公社の意見を聞きましたのでは、これはとても公社としては話にならないということで、結局この話はそれで立消えになつた。最近になりまして私が承知いたしておりますのでは、又全然計画が変りまして、防衛庁が独自の計画でマイクロ・ウエーブの施設を持ちたい、こういう考え方があるようであります。私は防衛庁が持つということ自体は考え方としては全然だめだというほどのものでもない。どういう工合に、どういう用途に、どういうものをどの程度に施設をされたいという考え方によつて、これは郵政省として考えて然るべき問題だと思つておりますが、その計画に結びつけて前の計画が考えられないであろうかということに最近話が変つて参つたようであります。併し私はその話にいたしましても、防衛庁がこれを持ちたいということについては検討の余地があるけれども、それから先の世上に伝えられておるような計画でもつて行くということには、自分にはちよつと考えられない。防衛庁がやりたいというなら防衛庁が独自に施設をされたらいいじやないか、それが誰が考えても当然だ。殊に考えられますことは、アメリカの外資を入れてアメリカの技術を入れたいということであるけれども、いろいろ公社が昨年からかかつて最近完成しました東京——大阪間のマイクロ・ウエーブの実績を見ましても、その他いろいろの日本の無線の技術から考えましても、そう大きなアメリカの技術を入れなければならないというほど日本の技術が遅れておるとも思えない。現にアメリカの駐留軍が独自の施設を公社に委託してやつておるというくらいな状態であるからして、技術の面においても、そうアメリカから外資を入れてやらなければならないという現在の段階になつていないのではないか。そのほか外資を入れてやるといたしましても、その場合に付随して起るいろいろの問題について、どうも考えておる人たちの考え方が十分私たちにも伝えられませんし、或いは又それらの点がはつきりしておらないかも知れませんが、自分としては、的確な意見というものを申上げる基礎材料というものを全然持つておらない。併し聞く程度のことでは自分は賛成はできない、こういうふうにはつきりと申上げておるわけであります。