梶井剛の発言 (電気通信委員会)
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○説明員(梶井剛君) これは仰せの通りサービスの改善に対しまして、如実に収入単金というものは減ることは仰せの通りでありまするが、併し我々はこれに対して、単に手を拱ねいて見ているわけには行かないのであります。従つて事業の合理化ということに対して極力努力しておる次第でありまして、先般合理化審議会において、公共企業体の合理化についていろいろと御審議を頂いたのでありまするが、私どもはその御趣旨に従つて合理化を推進して行こうという考えであります。で、その一端といたしましては、公社発足以来今日まで、我々は人員の増加を極力抑えて行つておるということであります。そうしませんと業務増進に伴つて思うだけの人をかけておつたのでは、結局支出のほうが増加する一方でありまして、待遇改善等も現実に行い得ないような事態になりますので、我々としましては、できるだけ人員の増加を抑えて行きたい。
次には、従来建設単金というものは或る程度想定されておるのでありますが、これを新技術を導入することによつて建設単金を極力下げて行くという工夫をしておるわけであります。従つて同じ金額をもつて余計の工程をやるように努力しておる次第であります。この点はすでに御説明も申上げたように新しい技術を導入するということは、単に新規な技術を好むという意味ではありませんでして、経済化を図るということを根本の精神として導入して参るつもりでありますから、相当な効果を挙げ得ることと思つておるわけであります。
なお設計等につきましても極力経済化を図つておりまして、必要以上に大きなものを作るということは極力避けなければならない。そうかといつて、目前だけの小利を見て小規模に過ぎたために、二、三年たつと又更に増設しなければならんということも避けるようにして、最も経済的な設計を勘案いたしまして、これを実行に移すという方法をとつております。併しいずれにいたしましても、かような方法をやることは漸進的にやる以外に方法はないのでありまして、現在の減収の傾向というものを根本的に解決する途としては、必ずしてそれをもつて満足し得るかどうかということを疑問に思つておるわけであります。で、私どもとしましては、二十八年度に料金改訂をお願いいたしまして、その当時二割五分の料金改訂が実行されておるならば、いま少し建設において後年度に繰延べるということも避けられ得たのではないかと思つておるのでありますが、遺憾ながら御査定を受けましたので、もう一度我々としましては、この料金制度の合理化を図らなければならない。それは現在の料金制度が必ずしも満足なものでないばかりでなく、その他の種々の事情から考えまして、この料金制度を合理化すると同時に、もう一度適当なときにおいて料金値上げをお願いすることによつて自己資金を作つて、そうして今度の五カ年計画ばかりでなく、次に来たるべき第二次五カ年計画を実行するところの財源としなければならないというふうに考えておる次第であります。