長谷慎一の発言 (電気通信委員会)
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○説明員(長谷慎一君) お答え申上げます。日本のテレビジヨンにつきましては、御承知のようにテレビジヨンの放送を行うこと、或いは受信の方も単に放送そのものを経て或いは送り、或いは受けるということばかりでなしに、先ほどのお話に出ましたマイクロウエーブとか、或いは電子工業を少しでも日本の実力を培う上においてもテレビジヨンを行うことが有意義であろうと、こういうところから二年前から実施されておるわけでありますが、このテレビジヨンの放送をどこでどういう形に実施しようかということにつきましては、慎重を期さなければならないということで、二十七年の十一月に郵政大臣から電波監理審議会に、東京、大阪、名古屋地域のいわゆるテレビジヨンのチヤンネル・プランについての諮問をいたしまして、審議会が各方面の意見も聴取の結果、答申があつてそれに基いて郵政省として東京に三、大阪に二、名古屋に二というテレビジヨンのチヤンネル・プランを設定いたしましたことは、かねて御報告申上げた通りでございます。その後東京については、その計画に基いて許認可の処置が済んだのでございますが、大阪、名古屋につきましては、やはり日本放送協会によるテレビジヨンが先行して或る程度の準備態勢ができて、商業テレビも十分やつて行けるであろうという見通しができた頃に、商業テレビに対する免許を出すのが妥当であろうと、こういう考え方から先ずNHKの大阪及び名古屋のテレビジヨンに認可を与え、これの増力等の措置も行われまして、只今比較的順調な歩みをいたしておるのであります。そういう観点等から見まして、商業放送もこれに予備免許を与えて建設の準備に取りかからすことも適当な時期であろう、こういう判断が郵政省として下されましたので、今回長いこれの審査の結果でございますが、電波監理審議会に最後的に諮問いたしまして、その答申を得て許可をしたわけでございます。
今申上げましたように今回の処置の際には、大阪に電波が一波、名古屋に一波だけが残されておりましたものですから、その土地に競願になつておりましたものを、電波法の諸規定に基きまして審査をした結果、結局優先順位をもつて順位をきめた上で、そのうちの一社に割当を行うより方法がない、こういうことで優先順位をきめまして、その一社に認可を与えたのでございます。
なお今後の見通しはどうか、こういうお話でありますが、国際的にいわゆるVHF、超短波以外のテレビジヨンに使う電波としましては、一応もう一、二波使い得るような形になつております。併し国内事情によりまして、現在駐留軍との関係等でその辺が使えない電波がございます。これらの返還問題もございますが、それらの返還の時期等がはつきりいたしましたならば、確定いたしましたならば、改めてチヤンネル・プランを作りまして、それに基いてやはり許認可と申しましようか、具体的な設置計画を立てて行く、こういうふうに存じております。
なお東京、大阪、名古屋以外の地域につきましては、現在鋭意それらのチヤンネルのプランを作るべくいろいろ準備をいたしておりますが、日本の地勢その他の関係からいろいろ技術的にも複雑な問題がございますので、只今もまだ慎重を期しておる次第でございます。