安藤正純の発言 (人事委員会)

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○安藤国務大臣 るるお述べになりましたが、私まつたく同感であります。まつたく同感でありますが、どうして実現するかという問題なのであります。そこで一・二五は出せる、これは間違いないと思います。今あなたのおつしやる通り、問題はそれ以上のプラス・アルフアの問題であります。その点で今実際努力しているのでありますが、どうしてこれをとるかということに非常な苦心を重ねております。ほかの役所は超過勤務とかいろいろありますからやりやすいのでありますが、文部、法務はそういうものがない。役所としても一番経済的に貧乏な役所だから、文部省と法務省は困るのでありますが、どういうわけかふしぎなことには、法務省は何も要求しない、どういうものかおとなしいので私は非常にふしぎに感じておる。文部省の方はたいへんなんです。たいへんに言われるから、よけいこつちも熱が入るのであります。よけい言われている方がいいのであります。よけい努力しなければならぬから。だから言われるからやるというのではなく、あなたのおつしやるように教員というのは実に大事なものであつて、しかも経済的に恵まれておらないのでありますが、子供を預つておる大事なものなのでありますから、こういう際に少しでもあたたかい気持を持つてどうかしてあげたい、そういう気持でやつておりますが、さてどうしてプラス・アルフアを生み出すかという問題について非常に苦心をしております。しかし私の決意は、ほかができて地方の教員は取残されるのだというのでは済ましておけないのです。ですから私はさつきの閣議でその決意は披瀝したのです。きようはなかなかそういうめんどうな問題で、相当熱意を傾倒して各閣僚の間に論議をしましたが、最後の結論は出ておりません。けれども進況がないのではない、きようの閣議によつて進むべき段取りは手をつけました、段取りに手をつけてさらにそれできまらなければ、そう長くひつぱつておくわけに行かないのだから、こんなことはよけいなことかもしれませんが、何としてでも大蔵大臣とひざ詰め談判をしてでも食い下るつもりでいるのです。平たく言うとできるだけやつて行こうと思いますから、どうぞ御了承願いたい。
 それから融資のお話が出たが、私も融資によるよりしかたがないじやないかというふうに考えている。私それ以上の融資ができるかどうかということを考えて心配しております。しかし何とか道を開かなければならぬと思う。一体ほかの役所ができて、こつちの方の文部省の管轄の地方教員にそれが及ばぬということになると非常に不平均であり、ひとり経済的問題ばかりじやない、ひいては大事な教員の精神的の問題にも及ぶと思う、一体文部省の、文政というものはほかの行政に比べて従来比重が軽い、ですから私は政治的にいつまでやつているかもしれませんが、やつている間に少くも文教面の行政というものの比重は、ほかの行政との間に重くしたいと考えております。從つてこの問題なども金の問題が重くなつているわけじやないが、自然やはり現れることですから、その比重を軽くされては実際やりきれない。そんな考えでは文化国家の新建設といつてもできないと思いますから、あなた方の御鞭撻を受けましてひとつ大いに私も努力いたしますから、どうぞ外から助けていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 安藤正純

speaker_id: 6796

日付: 1954-12-17

院: 衆議院

会議名: 人事委員会