下川儀太郎の発言 (内閣委員会)
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○下川委員 原因をお聞きすると、これは火災に対する防備の不備だということが明らかになつておる。従つてもちろんその責任の追及は、これは当然でございますけれども、一応これは付近の住民たち、あるいはまたその内部における人々の生命が失われなかつたらからいいようなものでありますけれども、これがもし付近の住民に、あるいはまた中の人々に死傷を与えるようなことがあつたらそれこそ大きな問題になつて来る。単に経済的な問題よりも、人命が失われるということだけでも非常に悲しいことになつて来る。そこで私は、いろいろと防衛庁関係のそういう施設が全国的にあるでございましようが、それに対するいわゆる防備の完璧、これが非常に重要になつて来ると思う。たまたまあの程度で済みましたが、しかし少くともわれわれが予算化し、国費としてこれがいろいろとあがなわれて行くのでありますから、そういう面に対する、たとえばそういう火災を起した場合、あるいは災害を起した場合における補償的なものを一体やつているのかどうか、あるいはまた防衛庁内において、単に机上プランでいろいろな計画をして、実際的にその防備の面とかあるいはまたいろいろな面を調査しておるかどうか。いわゆる報告だけ受取つて机上プランでいろいろな指令を出すのでそういう点が欠けて来るのではないか。いわんや国費においてすべてのものがなされておるのでありますから、やはり上部の人々のもつと熱意のある、もつと責任のある運営が私たちは望ましいと思う。その点が非常に欠けているので、いろいろと先ほど平井君から疑獄、汚職の問題が出ましたけれども、本部の方々はそういうことばないでしようが、出先機関と、出先商人とかあるいは出先のいろいろな相手方との取引によつて、そこからまず根を張つて来る。これはやはり監督の不備、無責任から生じて来ることだ。私はこれ以上追究いたしませんが、これはいわゆる不時の災害でなくして、科学的にもあるいはまた監督的にも、あらゆる点において官庁の無責任から発した結果でございますので、この点はまず責任者を明らかにすることと、今後こういうことのないように、同時にまたそういう災害に対しては、保険はどの程度か知りませんけれども、国に被害を与えないように、あるいはまた住民の人命に被害を加えないように、そういう責任ある態度を当局に要望しまして、歳末でございますからこの辺で一応私の質問は打切つておきます。