江澤省三の発言 (農林委員会)
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○江澤参考人 今川俣さんのお話のございました点についてごく概略をお話申し上げまして、御参考に供したいと思います。
昨年の災害から説き起しましてはなはだあれですが、昨年の災害関係の資金は、系統でまかないましたものが四百五億であります。このうち信連以下でまかないました分が百三十五億、中金でまかないました分が二百七十億ということになつておりまして、当時私どもはこれは非常に重い負担であるということを申し上げたわけでございます。しかしながら系統としても、これに対してはできるだけの努力をしなければならぬというので、災害克服貯蓄運動を起しまして、また幸い債券の消化も順調に行きましたために、何とかこの災害資金をまかなうことができたわけでございます、しかしながらこれだけの過去の重荷を負つておりますところの系統金融機関といたしまして、またこの上に本年度の災害について十分な資金を供給するということにはよほどの困難があることは、川俣さんのお察しの通りでございます。私どもの方でもいろいろ資金繰りその他を検討いたしまして、何とかしてご要望に応じたいと努力しておるわけでございますが、現に昨年の冷害でプロパーの資金の方にしわを寄せられました分が百億以上に上つております。今年度も災害関係で百億以上のものがさらに追加して必要であるというふうな情勢におきまして、系統の努力にもやはり限度があると考えます。利子補給、損失補償というような措置は、私ども農村に対してたいへん有効で結構だと存じますが、なお望むらくはそれにある程度の政府資金のバツクがあれば、私どももつともつと十分な活躍ができるのではないか、こんなふうに存ずる次第でございます。もちろんそういう施設のあるなしにかかわりませず、系統といたしましては、資金の吸収それからこれの有効適切な使用ということには全力を尽して行くわけでございますが、皆様方のお力によりまして、政府からのある程度の資金の援助が得られますればまことに仕合せに存ずる次第であります。いろいろ財政上も困難なときでございますので、無理は御注文ということになるかもしれませんが、たとえば長期の賞金でございますから、私どもの発行しておりますところの長期の農林債券、この資金運用部の引受額を若干拡張していただくというようなことも、この際としては御配慮いただく余地があるのではないか、こんなふうにも存ずる次第であります。なお御質問に応じまして御説明申し上げたいと思います。