足鹿覺の発言 (農林委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○足鹿委員 何らかの形で対応した施策を講ずるということでありますので、その点の事務当局としての考え方は一応わかりましたが、問題は、凶作加算を行うか行わないかという基本的な問題については、政府自体の態度が決定するのでありますか、これ以上事務当局を追究しましても、私はこの重大な問題については結論は得られないと思う。しかし、昨年減収加算をつけたときの米価決定の要素はどうかといえば、本年とかわりはありません。完遂も出ておりますし、超過も本年よりも率はよろしい、早場米も本年よりはいい率の奨励金がつけられておる。でありますから、本年特別に米価を優遇したということはない。むしろ去年よりも、農民の手取り米価は具体的には下つておるわけでありますから、昨年と同様の減収加算を加えて行くべきであるということで、災害を受けた地帯の農民は、一様にいただけるものなりとして考えておるようであります。これに対して政府が何らの措置を講じないということになりますと、これは重大な問題であつて、たとい年末いかようなときであつても、政府の責任において米価審議会にも諮問すべきであろうし、またわれわれ米価審議会に議席を持つておる者としては、早期開催を要求して立ち上る必要も出て来ると思います。昨年は災害が東部に偏しておつた、本年は西部に偏しておるという傾向はあるようでありますが、部長も御存じのように、昨年は減収率の分散度を考慮するということをやつてはいけないという附帯決議をつけたにもかかわらず、政府はこれをやつた。あとで凶作加算の点については、西日本のものは災害がないのに凶作加算金をもらつて非常に有利であつたというようなことを、一部の人々がいろいろと言つていたようでありますが、今度は逆であります。私はこれは認めませんが、去年もしかりにそういう不公平が事実上起きておつたとすれば、本年は逆でありますから、均衡上調整をして行く上においても、公平を失するようなことは、事実上私は起きて来ないと思います。そういう点から、この問題は、どうしても本委員会としては重大な問題として取上げなければならないと私は思います。
 午後にでも、農林大臣なりあるいは政府を代表する責任者が御出席になるように御手配を願いますならば、この際事務当局に対する質疑はこの程度で終えておきまして、午後に譲りたいと思いますが、何とか委員長においておとりはからいを願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 102104988X00319541217_026

発言者: 足鹿覺

speaker_id: 11138

日付: 1954-12-17

院: 衆議院

会議名: 農林委員会