足鹿覺の発言 (農林委員会)

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○足鹿委員 十二月二十五日を待つて凶作加算については考えるということでありますし、補正も同様でありますが、先般大臣がおいでにならない際に事務当局の意見を求めてみたのでありますが、これは政治的な問題であつて、事務当局としては凶作加算にしろ、補正にしろ、これを否定する何らの理由はない。問題は政治的に決定をされるべき性質のものであるという意味の御答弁であつたように私は聞き取つたのであります。去年の例を申しますと、去年の凶作加算につきましては、米価審議会の中に小委員会を設けまして、減収加算算定方式なるものを学識経験者がつくりました。これを十二月二十三日に農林大臣に答申を行いました結果、御存じのように九百三十二円という加算額が出ましたが、政府は米価審議会の附帯事項等を無視されまして、減収率の分散度を考慮するということになりましたために額が減りまして、五百五十三円を二円切り上げた五百五十五円という凶作加算が支払われたのであります。当初この五百五十五円のうち五百円は、十月行われました米価審議会において、当時の保利農林大臣は、自分の党に諮つてその支出をきめておられた。ところが去年とことしとではその凶作の程度等を比べてみますと、大蔵省は部分的できわめて軽微だと言つておりますが、私どもの見たところでは、昨年に何ら劣らない。実質的には、昨年に引続いた地域におきましては、農民は死の寸前におるような事態であろうと思います。二年連続の冷害を受けた地帯においてはそういう事態であろうと思いますし、また昨年減収の分散度を考慮するという点において、当然政府からもらわなければならない凶作加算も、半分程度にこれを削減された西日本方面にいたしましても、今年は逆にこの地方がその被害を受けておる。こういう面から見ましても、今これを行わずしていつ行うのか、総選挙後におきましては、事実上においてこれは困難な事態になると私は思うのであります。少くともこういう緊急性のある問題に——その内閣の性格にいろいろ議論はあつても、まず真剣に取組まれて行くことが、いわゆる河野農政の、先日言われたように、価格面を通じて自分は増産効果をあげて行くのだという、あなたのりくつにもかなうのではないかと私は思う。こういう問題を見送つておきながら、農家の収入増加を通じて、従来の数量増産の方式を手取り価格で増加する農政に切りかえるとあなたは言つておられますが、こうした問題と一つ一つ取組んで解決されてこそ、私はそういつたあなたの構想に忠実にこたえられるゆえんではないかと思うのです。もし二十五日の数字に凶作加算や減額補正を必要とする数字が出た場合には、いつ、どのような方法でもつて減額補正並びに凶作加算を行われんとする御構想でありますか、これを明らかにしていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 足鹿覺

speaker_id: 11138

日付: 1954-12-21

院: 衆議院

会議名: 農林委員会