足鹿覺の発言 (農林委員会)
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○足鹿委員 きようは大臣は少し語らなさ過ぎるようですが、二、三日前のような元気で御答弁が願えないものでしようか、どうもきようは元気がないように思います。私の言うのは要するにこういうことなんです。御存じだろうと思うのですが、本年度予算の場合において、土地改良に対するところの財政投融資というものは著しく削減を受け、あるいはきゆうくつになつて来ている。これを踏襲して行こうとされるのであるか、あるいは農地の造成あるいは改良等については、その一つの計画に従つて、完全にこれを実施して行く、これが一つの——コストをにわかに下げるといいましても、急激には農業生産費の引下げは困難であります。これの施策が年々累積されて、その結果として一定の年限の後にはコストは著しく下つて来るということになるのでありまして、であればこそその長期性と一貫性と計画性の上に立つものが必要になるのであります。従来自由党は、計画経済は共産主義であるといつて、失笑を買つたこともあつたのでありますが、現内閣はいろいろな企画を次々と発表されているようであります。そこで目新しい大臣の施策の中で一番目新しい問題は、コスト引下げという新たなる施策の方向を示された。しからばそのコストを下げて行くための手段方法としてどういうことを計画的に考えておられるのか、問題はこの点に私は集約して来ると思う。これあつてのみ初めて外米の問題あるいは外麦の問題、外国の農産物の問題との関連においても、日本農業の競争性を高めて、その自立性を確立することも私は可能になつて来ると思うのです。それなくしていたずらに食糧を外国に求めるがごとき印象を与えるようなことは、これは日本農業にとつて百害あつて一利ないと思う。そのコスト引下げ、労働の生産性を高めて行くその根本というものは、肥料の値下げあるいは電力料の値下げ、あるいは税金の合理化、もちろん必要であります。必要でありますが、農業のよつて立つ基盤はやはり農地の問題であります。この問題に対してどういう施策を講ずるかということが、私はコスト引下げの根本的な問題だろうと思うから、特にしつこいようでありますが伺いたい。お前の言う通りだでは困るのでありまして、大臣が一つの施策の方向を示されているから、これに対するところの肉づけ的な構想を私は聞いておるのでありまして、お前の言う通りだという程度では満足できません。