中川融の発言 (水産委員会)
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○政府委員(中川融君) 一九五四年度におきますビキニ水域における原爆実験におきまして生じた損害に関しての問題につきましては、アメリカ側がこれをたとえば陳謝をする、この事件は非常に残念であったという陳謝をする問題と、また今後このような問題につきましては、どう措置するかという今後の保証の問題、なお起きました損害につきましての、損害をいわば償う、補てんの問題、この三つの問題があると思うのでありますが、陳謝につきましては、これはすでに昨年四月、五月、このアメリカ大使を通じまして陳謝の意を表されておるのであります。将来の保証の点につきましても、これはすでに現在までの過程におきまして、アメリカ側から今後の実験については十分注意をするという旨の保証があるのであります。なお日本側としてはそれ以外にも、今後の実験については日本に影響を及ぼさない地点でやってもらいたい、そのほかのいろいろ希望を光先方に要請しておるのでありますが、アメリカ側としては少くとも今後十分に注意を払うという意味の、今後の保証を申し出ておるのであります。従って残ります問題は、損害補てんの問題でございますが、その損害補てんにつきましては、先ほどから申し上げました通り、でキるだけ多くの額を補てんしてもらうという方針から、一応法律上の損害賠償という形をとらずに、事実上の解決という形をとったのでありまして、従ってこれによって日本政府といたしましては、ビキニ原爆に関する善後措置問題につキましては、対アメリカ政府の関係におきましては最終的解決が実現したと、かように考えておるのでございます。今後この問題について、アメリカ側にさらに要求をするということはないのでございます。