楠本正康の発言 (水産委員会)
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○説明員(楠本正康君) 御質問の第二の点かりお答えを申し上げますが、私どもも原爆実験に賛成するものではございません。しかしながら私どもが試験研究の結果、何ら被害がないということが確認された以上、これをたとえば原爆のおそろしさを知らせる意味でとか、あるいは他のいろいろな目的をもって検査を続行するということは、これはちょっとできかねることじゃなかろうかと存じます。私どもはあくまで技術的に被害がなくなった、絶対にないということを碓認すれば要らざる検査をしないことが適当だろうと考えます。ただし原爆の実験に私どもも賛成するものではありませんから、これを禁止させるというようなことは、おのずから個別の立場からこれを考えるべきものではなかろうかと、かように存じます。
次に第一点の御指摘のこと、なるほど御指摘のように最近は北方地帯から参ります原爆の被害というものが現われております。場所は御承知のようにこれはわかっておりません。ただこの場合には海水あるいは河水等の汚染は絶対に、全然証明できずに今日まで済んでおります。で現在の汚染はもっぱら雨あるいは雪でございまして、これは場合によってはかなり強い汚染度を示しておる状況でありまして、何ら水産関係とは関係がございません。海水等も十分調べておりますが、現在のところは何ら異常はございません。ただ雪あるいは雨等のために、これまた御指摘のように野菜その他が時に汚染せられることもございます。しかしこれらの汚染度は幸いにも現在のところはきわめて軽度でございまして、人体に危険なしとして許される範囲でございます。なおこれらのものは野菜の表面についておりますので、食習慣上の食べ方等を考慮に入れますと、私どもは絶対に無害の段階にある、かように考えておる次第であります。なお野菜につきましては大体百以下十以上の汚染度を示しておりますが、魚につきましてよりはやや高い数字を示しておりますが、全体から申しましては支障ないものと考えておる次第であります。