楠本正康の発言 (水産委員会)
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○説明員(楠本正康君) 第一点の問題でございますが、これは御指摘のように、実はこの六、七月ごろからは現在よりは多少多い状況でございましたが、しかし廃棄したマグロも、肉は確かに無害の状態でございました。ただし、三月当初等におきましては、これは灰をかぶったきたないものをそのままかぶったというような関係で全体がよごれておりましたので、汚染の状況が違っておりました。その後次第に外部の汚染がなくなりまして、主として食べもの等を通じて各臓器に入ったわけでございますが、これらは七月、八月以降だんだんと減ってもおります。今振り返って考えますれば、八月ごろ廃棄したものはその必要がなかったかということは、これは言えます。しかしながら、その当時としては私どもといたしましては何ら資料を得てなかったわけであります。たびたびこの点につきましてはアメリカ合衆国にも問い合せをいたしました。しかし単に漠然と何でもない、何でもないと言うだけであって、何ら確たる資料の提供がございませんでした。従って私どもといたしましては重きに従いまして仕事をいたすのが建前でございまするので、一応全部結論を得るまで、実態が明らかになるまでかような措置をとって来たわけでございます。従ってこれは当然この分につきましては、これは資料不足のためにかようなことをしたわけでございますので、賠償等の対象には当然なるべきもので、これらの点につきましても目下アメリカにおいても何ら問題がないように開いております。
第二の問題につきましては、ちょっとお答えが違うかもしれませんが、私どもこれが安全となって、安全な状態が確認できたので港における検査をやめるということを発表して以来、魚の売れ行きはきわめてよくなりまして、値段が逐次上って参っております。従って結果的に見て私どもは検査中止を発表したことはその面ではよく響いておるのではなかろうかと、かように考えております。