鈴木義仲の発言 (地方行政委員会)

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○鈴木参考人 お尋ねは二点であったうに思います。その第一点は、年四回の定時市会をはずして、通常と臨時の二つに分けてやる、こういう制度の改正がもっぱら経費の問題につながって、市長側が賛成しておるような意味ではないかというお尋ねですが、私はそうとも考えておらないのです。私が再三申しましたが、私の根本的な考え方は、この地方自治法はでき得る限り全国のさまざまな規模、さまざまな財政事情、いろいろな特殊事情等を持つておる各種の都道府県、市町村に対して、画一的な法律は、基本的な原則を除いてみんなはずしてもらいたい。どこまでも真に地方自治を育成強化して、自治の妙味をより多く発揮されようというならば、地方自治の自主性を尊重して、条例できめるようにしてもらいたいということを申し上げましたが、議会の場合でも率直に申し上げますと、あるいは山間における一つの僻村が同じく地方自治法の適用を受けて、やはり年四回、事があろうとなかろうと、やはり議会を招集しなければならぬということもあり得るのでございます。だからそういう問題はむしろ通常と臨時の二つに大分けにしておいて、そして必要のつど、あるいは条例によってそれぞれきめていく方法を、原則的に自治法に定めることが最も正しいのであります。こう考えるわけであります。やはりどこまでも自治体というもののほんとうの本旨をよく法律の上にも取り入れて、そして自主性を確認していただきたいということから、そういう問題は各市町村、都道府県の事情に応じた条例にまかせたらいいのじゃないか、こう考えております。
 それから常任委員会の問題でしたが、常任委員会の問題も縦割りがいいとか、横割りがいいとかいろいろいわれておりますが、この問題は必ずしもどれが絶対的にいいということは言い切れないのであります。一応やってみるのも一つの方法でしょうが、現実に現在のこの制度であったから悪いということも言い切れない。さりとて縦割りにしたら将来どういう悪い結果が出るかということも、想像すればいろいろなことが生まれるだろうと思います。
 やってみなければわからないのであって、これなんかもほんとうは条例で定めて、その地方々々の事情に応じた常任委員会を設けさせるということにした方が、自治法としての原則法の立場からいえば、一番いいのじゃないかと考えております。

発言情報

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発言者: 鈴木義仲

speaker_id: 23026

日付: 1955-07-12

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会