門司亮の発言 (地方行政委員会)

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○門司委員 それで大体いいと思いますが、実情は、公営企業で交通の仕事をしておるのと民間の経営とが錯綜しておって、たとえば一つの路線を市のバスも通っておる、Aの会社のバスもBの会社のバスも通っておって、これはいずれの会社も損をしておることはわかり切っておる。しかし住民の要望があり、また私企業の方では権利の確保というようなことでやらないわけにはいかない。そうして住民が便利を得ておるかというと、案外得ておらない。どの会社のどの車が来るのか、行先も違っておるとか、いろいろな問題が出てくる。これは公営企業の形の上においてどう統制していくかということが――私はこの間市長会の意見は一応もっともだと思って聞いてきたのです。従って自治庁としてはこういう問題が、許可、認可の権限が運輸省にある、あるいは建設省の関係があるからといって、私はほうっておくことはないと思う。ことに最近における都市の交通行政というものはかなり大きな役目をしておる。従って単に公営企業というだけでなくて、都市行政の形の上から言えば、やはり自治庁としてはこれを重要視して一つの政策として取り上げるべきだと考える。従って今のようなことでなくて、どうなんです。都市の交通行政としての立場から、自治庁でもう少し深い研究をする必要があるんじゃないか。私は何も公営企業が成り立つとか成り立たないということでなくして、要は住民の利害であって、そうして――これは事実を言うと非常に長くなると思うが、各都市でやっておる実情を見ると、実にこっけい千万だと思われるようなことがこれからきておる。必ずしも住民のためにならないんだが、そういう都市行政の一環としての交通行政に対する自治庁の考え方があるなら――これは大臣が来ておいでなら大臣に聞くのが一番いいんですが、どうなんです。次官で御答弁できるなら、一つ御答弁願っておきたいと思う。

発言情報

speech_id: 102204720X05119550728_012

発言者: 門司亮

speaker_id: 34525

日付: 1955-07-28

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会