鈴木直人の発言 (地方行政委員会)
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○鈴木(直)委員 提案の理由を御説明申し上げます。地方財政は今や破局の寸前にあると申しても過言ではない現状でありまして、これが解決は刻下の急務であります。政府はこれが対策として再建整備促進臨時措置法を本国会に提案し、二十九年度末における実質赤字約五百八十億と予想せられるものの解決をはかることとしているのでありますが、この再建整備促進臨時措置法は過去の累積赤字を解決するものでありまして、今後の赤字の解決対策は含まれていない次第であります。過去の赤字の解決はでき得るといたしましても、今後の赤字防止対策が同時に解決されなければ、抜本的な地方財政の立て直しはできません。政府の地方財政に対する施策はこの点において不完全なものと思われるのであります。今後赤字の出ない方策としては国と地方との税財政の調整、地方制度の改革、国の補助金制度の適正化その他地方財行政を通ずる根本的な再検討を必要とするといたしましても、目前に差し迫った破局寸前にある地方財政の解決には間に合わないと思うのであります。すなわち再建整備促進臨時措置法と同時に、当然解決せなければならない今年度以降の赤字解決対策として、この法案を出した次第であります。すなわち本年度においては地方交付税率を二五%に引き上げ、三十一年度からは二八%に引き上げるという内容のものでございます。
皆様の慎重な御審議の上に御賛成をお願いする次第であります。