森三樹二の発言 (内閣委員会公聴会)
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○森(三)委員 関連して、私も下村さんにお尋ねしたいと思うのですが、この国防会議法の条文からいいますと、必要な場合に統合幕僚会議議長を列席せしめる、こうなっておりますが、あなたは常時出席せしめる方がいいということを、アメリカの例等をおひきになっておっしゃいましたね。ところが私どもはそうすること自体は結局、何といいますか軍事専門家の意見が圧倒的に国防会議を支配するというような情勢の起きることを非常に心配するわけなのです。私ども社会党の建前としては、いわゆる国防会議法案も、もちろん憲法九条に違反するものであるという建前をもってこの法案の審議に当っておるものでありまするけれども、かりに国防会議法案というものができるという場合においても、できる限り私はいわゆる内閣の連帯責任、内閣は国会に対してすべての政治上の責任を有するということが明確になっておりまするが、特に国防会議におきましては、統合幕僚会議議長が常時そこに出席するということは、この幕僚会議議長の意向がいわゆる会議自体を支配するというようなおそれが十分あるのではないかと思うのです。ついては私はそういうことまでしなくても、この防衛庁法の第二十六条には、いわゆる「統合幕僚会議は、左の事項について長官を補佐する。」とありまして、いわゆる防衛庁長官は絶えず統合幕僚会議の補佐を受けておるのでありまして、いわば一体不可分の状態になっておるのであります。従って防衛庁長官がその国防会議に出席するならば、絶えず綿密な連絡をとっていることが前提となっておりますから、いわゆる統合幕僚会議の意見は即防衛庁長官の意見となって反映されるということをわれわれは考えなければならぬ。そうだとすると防衛庁長官がこの国防会議の重要なる構成メンバーの一人である以上は、そのように屋上屋を架する必要はないのじゃないか、特に私はそういう気持がいたしますので、お考えをお尋ねする次第でございます。