茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会公聴会)

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○茜ケ久保委員 佐藤公述人にお伺いしたいのですが、この国防会議がいわゆる文民優先を確保し、将来自衛隊の大きくなったいわゆる軍隊が、軍隊的の独自の、かつての日本の軍部が犯したような罪を再び犯させぬためにもあると思いますが、私どもが一面また心配いたしますのは、現在のように自衛隊が何かしら軍隊であるということを遠慮しいしいおる間は、そういったこともあり得ると思うのであります。しかしだんだん自衛隊が増強されまして、もう実質的に政治力が軍事力をチェックできない時代が来る可能性があると思うのであります。それはアメリカ、イギリスのように非常に民主主義の徹底した国であり、非常に文官優位の実態が優秀になっているところは、これは別でありましょうが、日本のようにまだそういう点が非常に幼稚な場合においては、私はやはり再び軍部独裁的な状態が現われるような危険を非常に感じるのであります。そうしますと、発足当時にはそういった軍部専横をチェックするために生まれた国防会議というものが、逆に国防会議という存在が、軍部専横を国民の前に何だかベールをかけてごまかすような存在になって、むしろそういったことを実質的には非常に強く押し出していくことにもなり得る可能性があると思うのであります。こういう点を一つ先生の立場から明快に解明をしていただきたい、こう思うのであります。

発言情報

speech_id: 102204914X00119550725_028

発言者: 茜ケ久保重光

speaker_id: 24304

日付: 1955-07-25

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会公聴会