石破二朗の発言 (決算委員会)

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○政府委員(石破二朗君) お話の通り予算の配分が総花的になりますれば、経済効果が、どれもこれも手をつけて、どれもこれも完成が遅れるという結果を来たしますので、非常に公共事業の執行方法としては適当でないと考えるわけでありますが、特に昨年来はそういう総花的に方々の工事に着工しないように注意いたしております。具体的に申し上げますと、御承知の通り、建設省関係の工事のうち、長年かかる工事と申しますれば、ダムでございますとか、あるいは中小河川の改修事業でございますとか、直轄河川の改修事業でございます。さらに橋も長大橋についてもそういうことがございますが、実はそういうもののこれまでの実例を申し上げますと、問題になりますダムでございますが、いわゆる多目的ダムの建設につきましては、昭和二十七年におきましては、直轄と補助を合せて六ヵ所着工いたしております。二十八年度におきましては直轄と補助を合せまして十五カ所着工したのでございますけれども、二十九年度におきましては新規に着工したのは全然ございません。三十年度につきましては、もちろん具体的の個所をまだ決定いたしておりませんけれども、新規のダムを開始するということは考えておりません。
 それから中小河川を新規に採択する問題でございますが、これも従来は大体四、五十本程度は新規のものの中小河川を取り上げて参ったのでありますが、昨年は全然新規のものは取り上げておりません。それから直轄河川につきましても、これは毎年そうふやした例はありません。昨年も新規のものは取っておりません。ことしの昭和三十年度の模様でありますが、ダムと違いまして、特に中小河川等につきましては、どうしても災害その他の関係で緊急やむを得ぬものが若干はあろうかと思いますけれども、これもできるだけ新規採択はやるまい、かように考えております。長大橋等につきましても、大体以上申し上げましたような方針に従いまして、予算が総花的になりますことは自分どもとしましては極力避けて参りたい、かように考えております。

発言情報

speech_id: 102214103X01719550617_024

発言者: 石破二朗

speaker_id: 12922

日付: 1955-06-17

院: 参議院

会議名: 決算委員会