山田節男の発言 (決算委員会)
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○委員長(山田節男君) 御異議はないものと認めて、さよう決定いたしました。
では、これから政府に対し順次昭和二十八年度決算について警告を行うことにいたします。
本委員会は第二十二国会が再開されまして以来、過去三ヵ月にわたりまして、三十数回の決算委員会を開きまして、会計検査院から提出しました昭和二十八年度決算検査報告を慎重に審議いたしました。その結果といたしまして、幾多の批難事項の中におきまして、特に政府各省に対しまして特別の注意をしていただきたいといろ諸点もございましたので、委員会におきましていろいろ偵電な審議の結果、特にその中で大蔵大臣、農林大臣、建設大臣、運輸大臣、防衛庁長官並びに日本国有鉄道総裁に対しましては、この二十八年度の決算につきまして厳重なる警暫を発するということになったのでございます。
まず、全般的な各省各庁並びに政府関係機関に対しまする一般的な警告を、本委員会の総意として発する次第であります。
昭和二十八年度の決算において、各省各庁及び政府関係機関における不当経理は会計検査院が検査報告に掲記したものだけでも合計二、二三二件、その批難金額は概計百四十八億円に達しており、実体はその数倍に上るものと推定される。これら各省各庁及び政府関係機関のろちには経理の逐次改善されているものもあるが、概して改善の跡は認められない。収納未済、補助金等の不当経理、予算の不経済、非効率な使用など同様の事態が毎年繰り返されているのは遺憾に堪えないところである、速かにその原因を究明し、責任者に対しては適正な処分を行い、事後の是正処理を迅速適確にし、今後、制度、運用の改善、内部監費の励行などにつき適切な具体策を早急実施し、不当事態の絶無を期することを要望する。
一般各省各庁並びに政府関係機関に対しまする警告は以上であります。
次に、
昭和二十八年度決界に関し大蔵省に対し左の警告を発する。
昭和二十八年度決算において各省各庁に多額の繰越を生じ、又幾多の不経済事項が行われた事実に鑑み、三十一年度総予算の編成に当っては厳密合理的な基礎に立ち必要な調整を行うべきである。
以上が大蔵省に対する警告であります。