大石武一の発言 (社会労働委員会)

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衆議院議員(大石武一君) 第一点と第二点と一緒にしてお答えいたしたいと思います。この答弁には、私民主党の議員であるという個人の私見が相当入っておりますことをお許し願いたいと思います。
 私どもは何とかしてこの政府原案を通したいと考えておりました。せっかく厚生省で考えて政府が出したものでありますから、何とかこれを通過さしたいと念願いたしておりましたが、私どもの努力が足りないこともありましたでしょう、野党の協力を得ることができなかったのであります。いろいろと今まで努力いたしましたが、ついに今日まで野党の協力を——御承知のように衆議院におきましては民主党は過半数に達しておりませんので、野党の協力を得なければこの法案を通過させることができない次第であります。いろいろと折衝いたしました結果、大体ここに持って参りましたこの修正案程度の修正をすれば野党の一部の協力は得られるという見通しがついたのでございます。そこで初めて、政府にはまことに気の毒であります、ことに厚生大臣に対しては非常に済まなかったのでございますが、この修正をすることによって通るという見通しがつきましたので、涙をのんでこの修正案を民主党から出したわけであります。実際与党が政府の提案に対して大修正を加えるということは、まことにこれは形の上ではおかしな形でございますけれども、これによって多少でも政府の考えている意図が実現できるとすれば、それよりほかないと考えたわけでございます。そうして、このような修正案を作ったのでございますが、でありますから、この標準報酬を実は削りたくないのでございます。これが形の上では、この法案の半分くらいの——わかりませんが、半分近くの価値を持っているのじゃなかろうかと思うのでございます。でありますが、今のような客観的情勢によりまして、あえてここで涙をのんで削ったわけでございます。この削る場合には、やはり、まあ表向きは、今秋の気持を申し上げたんでありますが、表向きは何らか削るだけの理由がなければ、単なる客観的情勢と申しましても、なかなかこれは表向きの理由になりにくいのでありますが、実は今、へ理屈になりますけれども、この根本的な問題とあわせ考えてもよかろうという理屈をあえてつけまして申し上げている次第でございまして、ほんとうの気持は削りたくないのでございますけれども、通過させるためにはやむを得ないという気持で、厚生当局の意思に反してあえてこのような修正をしたわけでございます。

発言情報

speech_id: 102214410X03619550730_135

発言者: 大石武一

speaker_id: 23383

日付: 1955-07-30

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会