社会労働委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十年七月三十日(土曜日)
午前十一時三分開会
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 小林 英三君
理事
加藤 武徳君
常岡 一郎君
竹中 勝男君
山下 義信君
委員
榊原 亨君
高野 一夫君
谷口弥三郎君
横山 フク君
田村 文吉君
森田 義衞君
藤田 進君
山本 經勝君
湯山 勇君
相馬 助治君
有馬 英二君
寺本 広作君
長谷部廣子君
衆議院議員
大石 武一君
植村 武一君
国務大臣
厚 生 大 臣 川崎 秀二君
政府委員
厚生政務次官 紅露 みつ君
厚生省公衆衛生
局環境衛生部長 楠本 正康君
厚生省医務局長 曾田 長宗君
厚生省児童局長 太宰 博邦君
厚生省保険局長 久下 勝次君
事務局側
常任委員会専門
員 多田 仁己君
—————————————
本日の会議に付した案件
○小委員長の報告
○母子福祉資金の貸付等に関する法律
の一部を改正する法律案(衆議院提
出)
○クリーニング業法の一部を改正する
法律案(衆議院提出)
○健康保険法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
○厚生年金保険法の一部を改正する法
律案(内閣提出、衆議院送付)
○船員保険法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
○継続調査要求に関する件
○継続審査要求に関する件
○委員派遣要求に関する件
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この発言だけを見る →午前十一時三分開会
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出席者は左の通り。
委員長 小林 英三君
理事
加藤 武徳君
常岡 一郎君
竹中 勝男君
山下 義信君
委員
榊原 亨君
高野 一夫君
谷口弥三郎君
横山 フク君
田村 文吉君
森田 義衞君
藤田 進君
山本 經勝君
湯山 勇君
相馬 助治君
有馬 英二君
寺本 広作君
長谷部廣子君
衆議院議員
大石 武一君
植村 武一君
国務大臣
厚 生 大 臣 川崎 秀二君
政府委員
厚生政務次官 紅露 みつ君
厚生省公衆衛生
局環境衛生部長 楠本 正康君
厚生省医務局長 曾田 長宗君
厚生省児童局長 太宰 博邦君
厚生省保険局長 久下 勝次君
事務局側
常任委員会専門
員 多田 仁己君
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本日の会議に付した案件
○小委員長の報告
○母子福祉資金の貸付等に関する法律
の一部を改正する法律案(衆議院提
出)
○クリーニング業法の一部を改正する
法律案(衆議院提出)
○健康保険法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
○厚生年金保険法の一部を改正する法
律案(内閣提出、衆議院送付)
○船員保険法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
○継続調査要求に関する件
○継続審査要求に関する件
○委員派遣要求に関する件
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小
高
高野一夫#2
○高野一夫君 報告を申し上げます。
去る十八日の本委員会におきまして、そ族昆虫類駆除に関する小委員会が設置せられて、委員長より七名の小委員が指名せられましたが、二十二日の小委員会において私が小委員長に互選せられました。
二十六日に開催せられました第二回の小委員会におきましては、そ族昆虫類の実害に関する現状資料並びに高野試案にかかる立法案についての構想を説明いたしまして、小委員会の審議運営について各委員の意見の交換を行なったのであります。
次いで、三十日の第三回小委員会におきましては、会期末のことでもありまするし、十分なる審議を尽すことができませでしたが、本問題の重要性にかんがみまして、小委員会としては本問題はこれを継続して調査する必要があるものと決定いたした次第であります。
以上報告を申し上げます。
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二十六日に開催せられました第二回の小委員会におきましては、そ族昆虫類の実害に関する現状資料並びに高野試案にかかる立法案についての構想を説明いたしまして、小委員会の審議運営について各委員の意見の交換を行なったのであります。
次いで、三十日の第三回小委員会におきましては、会期末のことでもありまするし、十分なる審議を尽すことができませでしたが、本問題の重要性にかんがみまして、小委員会としては本問題はこれを継続して調査する必要があるものと決定いたした次第であります。
以上報告を申し上げます。
小
小
小
小林英三#5
○委員長(小林英三君) この際お諮りいたします。社会保障制度に関する調査、労働情勢に関する調査、いずれも従来も調査して参りましたが、ただいま会期も切迫し、会期中に調査を完了することは困難でありますので、参議院規則第五十三条によりまして、継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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小
小林英三#6
○委員長(小林英三君) 御異議ないものと認めます。さよう決定いたします。
なお、要求書の内容及びその手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
小林英三#8
○委員長(小林英三君) なお調査事件が議長の承認があった場合、閉会中におきまする委員派遣をすることといたしまして、その人選、調査地、調査事項等は委員長に御一任せられたいと存じまするが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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小
小
小林英三#10
○委員長(小林英三君) ただいまより戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案(参第九号)、社会福祉事業等の施設に関する措置法案(参第二一号)、調査改善法案(参第二七号)、以上三法案につきましてお諮りいたします。これらの法案はいずれも目下審査中でございまするが、会期も切迫いたし、会期中に審査を終了することは困難と存じまするから、本院規則第五十三条によりまして、継続審査要求書を議長あて提出いたしたいと存じまするが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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小
小林英三#11
○委員長(小林英三君) 御異議がないものと認めます。よってさよう決定いたしたいと思います。
なお、要求書の内容及びその手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じまするが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
竹
竹中勝男#14
○竹中勝男君 今の貸付状態の何か報告書がありますか。現在の貸付状態……。
児童局長にお伺いしたいんですが、一般的な貸付状態及びその効果といいますか、それから今度の法律案にありますように、六カ月間の据置ということが必要だというその点について少し御説明を願いたい。今までの返済状態ですね。
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太
太宰博邦#15
○政府委員(太宰博邦君) この法律が国会で制定せられましてから、実施になりましてすでに二年を経過しております。端的に申し上げますと、この法律を制定していただいたために、全国の母子家庭が非常な明るさを覚えた。また勇気ずけられた。これはしばしば母子家庭の集まりなどにおきましても直接耳にしておりますし、また府県の当局からの報告によっても明らかになっておるところであります。またその効果につきまして、大体私どもとして一番懸念しておりました点は、こういう時勢のもとにこの資金を活用して、果して商売がうまく成り立っていっているだろうか。まあこれはなかなか測定も困難でございますが、ただこの金を借りた母子家庭のこの償還の成績というものからもある一端がうかがえるのじゃないか。その償還の成績はただいままでに入ったところでは、二十八年度に貸しました分については、その同年度末に八一%の償還になっております。それから二十九年度の分につきましては、三十三件分でございますので全部とは申せませんが、やはり七八%強というわけで、いずれにしましても、当該年度の末において八〇%近くの償還を見ている。これはこの法律が制定されます前に、一時的に国民金融公庫の方から貸付を実施して、五億ほど実施しておりまして、その成績などを聞きましても、非常に償還率がいい。おそらく一番今までの償還率のいいものの中の一つではないだろうか。それだけに母子家庭の人たちがこの法律を作っていただいたことに感謝しておると同時に、元気づけられておる、またそれが効果があがっておるということを示すものだと考えております。さような点からいたしまして、今後その貸付の際の事業をどういう事業を選ぶかというような面について、指導さえあやまちなくいたしますならば、この制度は伸びていくだろうということをばく然とながら考えております。
それからこの法律の改正案のことでございますが、第一点の、大学に就学しております者に対する貸付を、二千円以内というのを三千円以内にする。大体この法律が例の日本育英会とほぼ内容において同じような内容でもって進んできておるのでありますが、育英会の方でそのうちの一部の者、特に必要のありまする者に限りまして、二千円以内を三千円以内にまで引き上げるということを今年度から実施しておるのであります。それで母子家庭の方からも、ぜひこちらの方も一部の者についてそれを三千円に引き上げてもらいたいという要望があったわけでございますが、さような点から検討してみますると、確かに母子家庭の子供たちで、この資金を借りて大学に進んでおります者の中には、やはり下宿住いをしておるとか、あるいは遠く家を離れて住んでいるとかいうようなことで、自宅から通学している生徒と比べてやはり経費のかかるという者もあることも事実でございますし、その場合にその子供たちを育英会の方の制度に切りかえるということもこれは実際問題としてできないことでございますので、やはり同様に、本法律の中においてさようなワクを広げていただくということは非常にけっこうなことであるというふうに考えております。
それから第五条の第二点の方で、事業継続資金というものにつきまして、この法律制定の際には、据置期間というものは事業継続資金についてはなかったのでありますが、それをこのたび六カ月までのこれの据置期間を設ける、こういう御趣旨のように存じますが、これは一番最初の法制定のときに特にこの据置期間が事業継続資金についてなかったというのは、一私どもの承わっているところによりますれば、この事業継続資金というものはまあ運転資金みたいなもので、従って常に回転しているから、これはまあすぐ翌月からでもそれは回収しようと思えばできるのではないかというような気持であったかと、まあ私どもは推察しているわけであります。しかし最近の実際の実情を一、二聞いてみますると、やはり一時的に事業が思わしくなくなったというような場合に、この事業継続資金によって立ち直る、そういうような場合においては、やはり若干の据置期間を設けた方がいいという声が相当強いのであります。純理論的に申しますると多少疑問の点もありまするが、実際の実情は確かにそういう点もあろうかと存ずるわけであります。従いまして、もしこの法案が国会で御審議して通過いたしますならば、私どもとしては忠実にその線に沿ってできるだけ善処して参りたい、かように考えている次第でございます。
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それから第五条の第二点の方で、事業継続資金というものにつきまして、この法律制定の際には、据置期間というものは事業継続資金についてはなかったのでありますが、それをこのたび六カ月までのこれの据置期間を設ける、こういう御趣旨のように存じますが、これは一番最初の法制定のときに特にこの据置期間が事業継続資金についてなかったというのは、一私どもの承わっているところによりますれば、この事業継続資金というものはまあ運転資金みたいなもので、従って常に回転しているから、これはまあすぐ翌月からでもそれは回収しようと思えばできるのではないかというような気持であったかと、まあ私どもは推察しているわけであります。しかし最近の実際の実情を一、二聞いてみますると、やはり一時的に事業が思わしくなくなったというような場合に、この事業継続資金によって立ち直る、そういうような場合においては、やはり若干の据置期間を設けた方がいいという声が相当強いのであります。純理論的に申しますると多少疑問の点もありまするが、実際の実情は確かにそういう点もあろうかと存ずるわけであります。従いまして、もしこの法案が国会で御審議して通過いたしますならば、私どもとしては忠実にその線に沿ってできるだけ善処して参りたい、かように考えている次第でございます。
竹
竹中勝男#16
○竹中勝男君 償還状態が大へんいいということはけっこうなことで、いいにもかかわらず、さらに六カ月の据置期間を設けたということも私どもは賛成なんですけれども、この償還状態がいいということの逆には、相当母子貸付金を借りる場合に資格の審査といいますか、条件の審査というものが非常にめんどうなために、もうなかなか金は借りられないのだというような観念を植え付けられて、ある府県によっては、この貸し出しが少いので余っているというような所もあるということも聞いている。実際まあ償還が非常に率がいいということの裏には、非常に厳格に償還できるような者だけに貸しているというような、ほんとうに困っている者に行っていないおそれがあるのじゃないかというふうに私どもは考えられるのですが、この点については局長はどういうふうに……。
この発言だけを見る →太
太宰博邦#17
○政府委員(太宰博邦君) この貸付が非常にきびしいじゃないかという御説でありますが、私どもの方でも一、二そういうことも承わっております。しかしそれはだんだん、その道の専門家と申しますかに聞いてみますると、やはりこういう貸付の制度というものは、果してその貸付することによってその効果が上るかどうかということをいろんな点から吟味して、気の毒な人がある、何かしたい、金を貸してくれというので、すぐ無条件に貸すというわけにもやはり参らない点があるわけでございます。さような点から、ある程度しぼられてくることはやむを得ないだろうと思う。ただ、これが純粋の金融機関などになりますと、そのしぼり方がきわめて窮屈と申しますか、きついだろうと思いますが、その点はやはり一つの民生事業の分野において母子世帯の更生というところに考えを持ちながらこれを審査しているわけでありますから、その点はくれぐれも地方には注意しております。やはり最初の一、二年でございますので、その間においては一体どうなるかということ、いろんな点から心配した向きもあると思いますが、これが明らかになって参りますにつれて、そういう御懸念の点も漸次解消して参るか、また解消していかなければならない、かように考えておるわけであります。
それから府県の財政の方で余っておっても貸さないということでありますが、これはまあ何と申しますか、時期的に一軒母子世帯があって、すぐそれに貸すというわけにも参らないので、やはりある程度まとまったところで、県の児童福祉審議会にかけて審査してやりますから、まあそういう時期的なズレがあるので、私はそうじゃないかと思うのでありますが、あるいは県当局の方が他の財政的な面でございますか、御承知の通り近ごろ地方財政が非常に苦しくなりまして、予算化したものの現金がなかなかうまく回転しないというような面もあって、あるいはさような点から多少ズレというようなことも考えられるかと思います。なおこういう点については極力地方に話して、善処して参りたいと思います。
この発言だけを見る →それから府県の財政の方で余っておっても貸さないということでありますが、これはまあ何と申しますか、時期的に一軒母子世帯があって、すぐそれに貸すというわけにも参らないので、やはりある程度まとまったところで、県の児童福祉審議会にかけて審査してやりますから、まあそういう時期的なズレがあるので、私はそうじゃないかと思うのでありますが、あるいは県当局の方が他の財政的な面でございますか、御承知の通り近ごろ地方財政が非常に苦しくなりまして、予算化したものの現金がなかなかうまく回転しないというような面もあって、あるいはさような点から多少ズレというようなことも考えられるかと思います。なおこういう点については極力地方に話して、善処して参りたいと思います。
竹
竹中勝男#18
○竹中勝男君 母子家庭については非常にありがたい法律で、どんどんこれを利用さして現在の窮状を緩和していかなくちゃならないと思います。局長の言われたように、なかなかこれは金銭に関することでむづかしいところです。けれども、まあ一般のものについての信用金庫や銀行とは違うわけですから、ある程度は償還が困難なことも見越してやらなければこれは効果がないと思いますので、その点は特に児童局において地方の出先に十分注意していただきたいと思います。実は私の知っている母子家庭で、下宿をやるために、自分の家を多少修理するために申し込んだのですけれども、なかなかはかどらないで、もう半年たってもこれができないというので、ついほかから金を借りて、私が保証人になったようなこともあるわけです。こういうことを私よく見ておって、必ず返ってくるだろうと思うのですけれども、あまり普通の銀行よりも厳格にやられるものだから、根気を切らしてしまっておる例がある。東京都にも相当それが私の所へ来ておるのもありますから、ぜひそういう点は、今度さらによくなるわけですから、御注意願いたいと思っております。
この発言だけを見る →横
横山フク#19
○横山フク君 二千円を三千円に増額するということは、今の物価高で私大へんけっこうだと思います。ただし、予算の総額がきまっておりますときには、貸付対象人員が減ることになるだろうと思いますが、その点に対しましてはどういうお考えなんでございましようか。
この発言だけを見る →太
太宰博邦#20
○政府委員(太宰博邦君) 私の方から便宜お答え申し上げますが、御承知の通り、今年度御協賛いただきました予算ではまるく五億という数字が入っております。実際の運営は、県府の当局が同額の五億を組みまして、それでこちらの五億と合せて特別会計に十億入れまして、それを運転して貸し付ける、こういうことになるわけでありますが、最近の情勢を見ますると、なかなかそちらの方の見合う五億の額を果して府県が予算化し得るかどうかという、これはまあよほど私どもが地方に強く指導してやりませんとむずかしいのじゃないかというような状況であります。私どもとしましてはそちらの方を非常に心配しております。
今お尋ねの員数の方が減る、額がふえることによって結局貸付のあれが減るのじゃないかという御懸念の点は、これはごもっともだと思いますが、大体大ざっぱにはじいてみますと、約大学でもって、この資金の今度の改正が通りました場合に、恩典を受けます者が約七百人くらいかと私どもは推計しております。そうしますと、それによります年間の所要額がせいぜい四百万円くらいでございますので、さような点からいたしますると、これが他の方に大きく響くというほどのことはない。そういう響ことよりも、やはりこういうふうにほんとうに三千円ほど借りたいのだという人が救われることによって、母子家庭の方がよほど喜ぶのじゃないか。そちらの方が大きいのじゃないかという見通しを持っておるわけであります。さようなわけで、御懸念の点は、私ども一応さほど影響はないというふうに申し上げて差しつかえないと、かように考えております。
この発言だけを見る →今お尋ねの員数の方が減る、額がふえることによって結局貸付のあれが減るのじゃないかという御懸念の点は、これはごもっともだと思いますが、大体大ざっぱにはじいてみますと、約大学でもって、この資金の今度の改正が通りました場合に、恩典を受けます者が約七百人くらいかと私どもは推計しております。そうしますと、それによります年間の所要額がせいぜい四百万円くらいでございますので、さような点からいたしますると、これが他の方に大きく響くというほどのことはない。そういう響ことよりも、やはりこういうふうにほんとうに三千円ほど借りたいのだという人が救われることによって、母子家庭の方がよほど喜ぶのじゃないか。そちらの方が大きいのじゃないかという見通しを持っておるわけであります。さようなわけで、御懸念の点は、私ども一応さほど影響はないというふうに申し上げて差しつかえないと、かように考えております。
横
横山フク#21
○横山フク君 今のお話で、教育資金としては四百万円で、大した支障はないということはわかりますけれども、五億で、府県が同額を持って十億ですと、一県平均にしても二千万円、少い所はもう少し少いし、大きい所でもう少し大きくなるでしょうが、平均して二千万円、その額として、母子家庭を対象としたら、そう大きなものではないと思います。それだけで消化し切れない、そうして余るという形は、そこに何らか隘路があると思います。先ほど竹中先生のおっしゃったことと同じで、府県の同額を持ち切れないというような形も相当あると思いますが、今後そういう方面においていま少し児童局の方から各府県の方にいろいろと御指導といいますか、督励といいますか、していただいて、ほんとうに困る人たちのところに楽に貸付のできるような、もちろん返済ということもあるでしょうけれども、そういう点からして御尽力願いたいと思うのでございます。私の知っているところでも、借りたいけれどもなかなか煩瑣でございますし、府県の方の査定も厳重でございますし、思うように東京都の方でも借りられないことの苦情を再三聞いている例もございますので、なおこういう点、ことに地方の財政的に窮乏した現在ではなおさらそういう点があるのじゃないかと思います。今後これらの点について十二分に督励方をお願いいたします。
この発言だけを見る →山
太
太宰博邦#23
○政府委員(太宰博邦君) 生業資金と申しますのは、母子家庭のお母さんが何か新しく事業を始めたい。事業と申しましても、金額からいたしまして当然ごくささやかな、たとえばミシンを買って洋裁を始めるとか、あるいは技能を修得して何かパーマネント屋を始めるというような程度のことでございますが、そういう場合に貸し付ける資金でございます。大体今年度の予算では、生業資金の分が金額で申しますと、国の五億の中の二億三千万円ほど、約二分の一程度の額をそれに充ててあります。員数からいたしますと、一万二千人ほどのものがそれに予定しているようなわけであります。
この発言だけを見る →山
太
太宰博邦#25
○政府委員(太宰博邦君) お手元に差しあげたかと思いますが、その中の「昭和二十八年度母子福祉資金の申込及び貸付状況」というのがございますが、そこに申込と貸付決定状況、それからその比率というようなものが出ております。ございましょうか。種類が多くて、それから員数がまちまちでございますから、表を差しあげたと思いますが、今ちょっと調べておりますから……。
それから二十九年度分については実は少し、十二県ほどまだ未集計のところがございますが、残りの分でもって推計いたしましたが、同じような表を作ってございます。後刻差し上げます。
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湯
湯山勇#26
○湯山勇君 この中でですね、修学資金貸付対象になっておるもので、医師法に規定する実地修練、インターンをやっておるものの数はどれくらいになりますか。それに対して本法を適用された場合に、年額どのくらいの増になりますか。
この発言だけを見る →太
湯
太
太宰博邦#29
○政府委員(太宰博邦君) これは三十年度の、私どもの予算に予定いたしました修学資金のうちの大学の部で、それから継続でございますね、新規というものじゃなく、継続の部、それを母子家庭と直していただきました親のない子供、両方込めまして、二千二百八十人という数学に一応なる見通しでございます。それに対しまして、約三分の一というものをかけまして、七百六十人ほどのものを出しまして、それは育英会の方がやはり今年度の計画におきまして、三千円を貸し付ける人員を大体三分の一、こういうふうに見ておると考えますが、私どもの方も一応それに従って、ラフでございますが、推算したわけであります。
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