菊川孝夫の発言 (予算委員会)
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○菊川孝夫君 昭和三十年度の特別会計予算補正特第二号の審議に入るに当りまして、社会党を代表しまして鳩山総理に総括的な問題について二、三質問いたしたいと存じます。
私ども社会党は去る十月十三日に両派の統一を行いましたし、民主党と自由党は一ヵ月おくれまして十一月十五日に合同しまして、自由民主党を結成され、ここに二大政党の対立時代を迎えることになりました。戦前においても二大政党の対立時代がありましたけれども、それは一応基盤を同じうします保守党同士の対立であります。しかるに今日は社会主義政党と資本主義政党の対立でありまして、まさにわが国政治史上空前のことでありますが、両党の任務はこれによって非常に重いものがあると思います。従いましてその出発に当りまして、国政の運営につきまして、民主的ルールをはっきりと確立していく必要があると思うのであります。特に政権の授受に際しまして混乱を起さない訓練が必要だと思います。すなわち自民党が今両院で多数を占めて政権を担当しておられますけれども、永久に自民党の政権であるということはあり得ないことでありますし、常に反対党は社会主義政党であるということを考慮に入れて諸政策を実施されるべきであり、私どももまた反対党に資本主義政党の存在することを配慮して、その政策の立案に当るべきであろうと思います。政権交代のたびに反対党の行なってきた諸政策を根底からくつがえすというのであつては、政権交代によって大混乱を繰り返すことになり、日本を救うべからざる破局に陥れることになるのは明らかであります。かような意味におきまして、第三次鳩山内閣は、第一次あるいは第二次鳩山内閣に比べまして、よほどその存在の意義を異にするものであることを御認識さるる必要があると思います。
第一にお尋ねいたしたいのは、何らかの責任を負つて総辞職をされる場合、当然社会党に政権を渡すべきであつて、こそくなる手段によるところの保守政権のたらい回しは絶対に許されないものである。
第二に、諸政策を実施する場合に、常にこのことを考慮して実行に当られるべきである。
以上二点について総理の所信をお伺いいたしたいと思います。どうぞすわつたまま一問一答でお願いしたいと思います。