黒沢酉蔵の発言 (国土総合開発特別委員会)

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○黒沢参考人 三宅先生の、実に北海道に同情ある、しかも将来を非常に憂慮されてのお話の点に対しては、ほんとうに心から敬意を表します。その後者の機構の問題に対しては、先ほど御答弁申し上げましたように、私は審議会長としては軽々に、ここがいいとか悪いとか、どうだとかということを申し上げるわけにいかない。これはやはり立場がありますので、その点は御了承を願いたい。が、基礎調査という点について、今木材の糖化とか、いろいろありましたが、これはむしろ北海道でなくして、日本のそういう産業、科学の基礎調査がおくれておる、こう言うた方が私は妥当かと思うのであります。そこで、これを北海道の開発庁だけでやるといったって、できるものでありませんし、むしろ、どうしても経済企画庁あたりが、工業技術院あたりが、十分御研究下さる性質のものでないかしらんと思うのであります。従って、そういうまだ若干疑点のあるようなものに対しては、おそらくどなたが役員になられても、投資をするなどということはいたさぬのじゃないかしらん。つまり、これなら大丈夫だということだけになさるのであろうと思うし、しかも、そう言っては少しおかしいのですけれども、ここにあるような金額ならば、これはもう間違いがないという事業だけを厳選して投融資いたしても、私はできるんじゃないか。ただし、これは永田さんもおりしゃりたように、理事者その人によるのでありまして、将来のことは何とも申されま出せんが、北海道の調査だとか、あるいは実態だとかという面から見れば、結論において私はそう心配したものではない。しかも官庁が直接監督され、それをまた国会が監督されておるのでありますし、その懸念をされることはないのではないかしらん。ただ私どもは法制のことには知識が暗うございまして、なるほど責任者が二カ所にあるというやり方は、かえってうまくないという点に対しては、実は私はそういう考え方は起きなかったのであります。私ども立案した当時、そういう点で若干のまだ何はありますけれども、大体において心配ないんじゃないか、こういうことを申し上げて御了承をいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 102404321X01319560330_017

発言者: 黒沢酉蔵

speaker_id: 27656

日付: 1956-03-30

院: 衆議院

会議名: 国土総合開発特別委員会