後藤博の発言 (地方行政委員会)

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○後藤政府委員 御承知の通り、国民所得の伸びと税収の伸びと必ずしも数字が合っていると思いませんし、また税収の伸びの方が大きくなっておりますが、これは全体の問題ではなくて、たとえば個々の法人企業の所得が非常に伸びている。特に今までは法人で所得が伸びましても過去の欠損の方に補てんしておりましたものが、今年の三月の決算期からどんどん税の上に現われて参ります。特に秋になって参りますと、従来の欠損をみんな消しまして、それが全部課税所得となって現われてくるという傾向になって参ります……。ので、従来潜在をしておった税が表に出るものが相当あると思っております。そういうものが法人税の伸びとなって現われておりまして、それが非常にわれわれの方の法人税割の伸びとなって現われてきておるというふうに考えておりますので、合わないのはそういう点で合わないんじゃないか、これが一番大きな原因だと私は思っております。所得税の伸びは、これは現実の所得の伸びと——もちろん全体として横ばいの状態でありますが、雇用関係がよくなって参りますし、それから〇・二五その他の関係で全体的にじりじりと国民所得の量がふえて税関係に反映しておるのではないか、かように考えるのであります。御指摘の国民所得の伸びと税の伸びとが必ずしも同じ調子ではないというのは、私は主として法人税の関係にあるんではないか、かように考えております。

発言情報

speech_id: 102404720X00419560210_018

発言者: 後藤博

speaker_id: 33526

日付: 1956-02-10

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会