大石武一の発言 (内閣委員会)

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○大石(武)政府委員 お答えいたします。ホリドール等のパラチオン製剤が近ごろ日本にも輸入されまして、これが農業の害虫の駆除に非常に役に立っていることは御承知の通りであります。これは非常にいいのでありますけれども、人体その他にも非常に危険がございますので、十分に注意をいたしまして指導員その他の指導によって行わせるように、厚生省等でやっているわけであります。ただこれらのものが人体以外の魚介知に対しても被害があったということが、九州の有明海でそのような問題が起っているわけでございます。農林省といたしましてもでき得る限り果してパラチオン製剤による被害であるかどうかということを、懸命に研究しているわけでございまして、いろんな研究なり、地元の各研究機関に依頼いたしまして目下研究を進めておりますけれども、今のところまだはっきりとパラチオン製剤の影響の結果であるという確証は出ていない状態であります。これがパラチオン製剤の結果であるということに決定いたしますれば、それに対するいろいろな施策なりあるいは対策存じなければならぬのでございますけれども、いまだこれは研究中でございますので、でき得るだけ早く研究の成果をあげまして、果してパラチオン製剤がそのような魚介類にまで影響を及ぼすものであるかどうかということを、十分に考究しなければならぬと努力いたしておる次第でございます。しかしパラチオン製剤の影響であるにせよないにせよ、いずれにせよ有明海における魚介、ことに魚類とかエビ類に対するいろいろな不漁という悪影響が出ましたということは、とりもなおさず地方の漁民に対して非常に経済的な打撃を与えておりますので、何とかしてこれを救済する意味におきましても、でき得る限りの措置をしなければならぬと考えております。三十一年度においてはこれに対して、浅海増殖の予算におきまして、ことにノリの増殖であるとかあるいは貝類の増殖であるとかいうことにつきまして、相当に予算を取るように努力いたしまして、ある程度の予算を確保いたしております、その具体的なことにつきましては説明員からお答えさせたいと思います。

発言情報

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発言者: 大石武一

speaker_id: 23383

日付: 1956-05-10

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会