大石武一の発言 (内閣委員会)
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○大石(武)政府委員 ただいま井手委員から非常ね恐縮するお言葉をいただいて汗顔の至りでございます。実は人畜あるいは魚介類に無害な、そして病害虫にきく農薬をということでございますが、これは最も望ましいことでございますが、はなはだ申しわけありませんけれども、今どの程度にまで進んでおるかはお答えできない状態でございます。知識がございません。もちろんこのような方向にこの研究が進んでおるものとは思いますけれども、よく調査いたしまして、もちろん民間の方でもそうでありましょうが、もしできるならば、政府の研究機関におきましても、そのような方面に十分研究が進められるように手を打ちたいと念願いたしております。
それからもう一つ先ほどの——これは言葉を返すようでございますけれども、ほんとうに有明海の魚介類の直接の影響がパラチオン剤であるという結論にねりますれば、私どもは喜んで補償なり何なりの道を講じなければならぬと考える次第でございます。今まで私どもに入っております報告では、まだそのような確定をする段階には至っておらないのでございます。ただいま九大におきましても水産研究所におきましてもその結論はまちまちのようでございます。従いまして私は一日も早くこの結論が出ますことを望んでいるのでありまして、私は決してその被害の直接の状況はわかっておるけれども隠しておるというようなけちなことは申しません。むしろその方がはっきりして、日本の政治がやりやすいと思います。そのようなけちなことは考えておりませんので、結論が出ることを喜んでそのような結論であればパラチオン剤の使用に対してもっともっと考え方が変って参るわけでありますから、もっともっと農業技術のあり方が変ってくるわけであります。こんなことをいいかげんにしてほったらかしておいて日本の農政は行われないと思います。言葉通り、その通りおとりいただいて、まだ決定しておらぬということで私の信念を御了解いただきたいと思います。