中田吉雄の発言 (地方行政委員会)

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○中田吉雄君 ちょっと質疑に入る前に、委員長に希望といいますか、委員長及び理事打合会の持ち方について数日間停頓しました地方行政委員会が、正常なルートに乗って審議されるようになりましたことは、その原因や責任のいかんはともかく、非常にけっこうなことだと思うわけですが、私たちとしましては、数日間の混乱の中からいろいろな教訓を学びとって、できるだけ再びああいうような事態に立ち至らないようにすることは、委員長初め私たちの十分気をつけねばならぬ点だと田やりわけであります。
 御案内のように、衆議院では、自治法の一部改正法案は付託されてから採決まで六十五日、小選挙区を中心とした公職選挙法の一部改正は五十六日、そして御案内のように、天下の耳目を聳動するような衆議院の混乱の後に、問題を含みながら、参議院に回ってきたわけであります。ここで私たちが参議院で知り得ることは、そのように非常に衆議院で問題を含んで、議長裁定もあったりして、ようやく参議院に回った法案が、ここでどう取り扱われるかという際に、たった一日しか委員長及び理事打合会がなかったということがまず特徴的な点だと思うわけであります。もちろん委員長理事打合会は法的な根拠もありませんし、委員長自身の方針によって日程も組むことができると思うわけであります。しかし、昭和二十五年私たちが国会に出てから、私の乏しい経験からしても、この地方行政委員会におきましては、西郷委員長、岡本委員長、あるいは油井委員長、内村委員長と、ほとんど委員長理事打合会を開きまして、できるだけこの委員会の円満な運営に資したわけであります。松岡委員長は、議運で長い間鍛えられ、国会きっての運営のベテランでありますが、しかし、やはり弘法も筆の誤まりということもありますし、私は、今回の事例にかんがみまして、一つ、法的な根拠はともかくとしまして、各部の委員会におきまして委員長理事打合会を頻繁に持ってやっていますので、一つそういうことを御考慮願いたいと思うわけであります。
 もちろんこれまでは、委員長は就任されて以来ほとんど私たちの意中を忖度し、文句のないような、理事打合会の必要のないような運営をされたことは、私たちとしても非常に多としておったわけであります。しかし今後は、二法案がかかって、なかなか事態が重大でありますので、一つ委員長理事打合会を再々開いていただきまして、ぜひとも再び轍を踏むことのないようにお願いしたいと思うわけであります。伊能委員も、実はこの委員会、あんまり委員長理事打合会をやらぬ慣例になっているからということでございましたが、一つぜひともそういうふうにしていただきたいと思うわけであります。
 わが党としましては、実に遠慮深い森下さんが理事に出ておりますし、そう皆さんに御無理をかけぬと思います。まあ問題が難航すれば、この方のベテランの小笠原君等も出て御協力申し上げ、円満な進行に資したいと思いますので、スムースに軌道に乗って、問題のないときは別ですが、一ついきなり伝家の宝刀を抜くというようなことはなさらないように、一つ長い間の地方行政委員会のとっていました委員長理事打合会を一つ必要な限度においてできるだけ聞いて一つやっていただくように、これは蛇足だと思いますが、強く希望しておく次第であります。

発言情報

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発言者: 中田吉雄

speaker_id: 23580

日付: 1956-05-21

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会