山田節男の発言 (逓信委員会)
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○山田節男君 これは一般の産業が、何といいますか、オートメーション並びに生産性を向上するということになれば、勢いこういう放送事業は盛んになると見なくちゃならんわけです。この点については今おっしゃったような点を、もっと具体的に個々の場合にどういう政府は方針でいくかということはなるべく許可前に政府の腹を一つきめるということが私は大切じゃないかと思う。これは靱副総裁が見えておりますから、この電信電話事業というものが将来マイクロウェーブ、超短波というようなものを使う面が多くなるんじゃないか。大体五ヵ年計画のうちにいわゆる無線によって電信電話の効率を上げるという計画をお持ちになっているだろうと私は思う。この場合にやはり放送事業におけるNHKと一般放送事業との関係になると思いますが、そういう点がやはり公共事業をやっておる電電公社の要求というものは当然第一順位になってくるのが当然だろうと思うのです。それが今回周波数の割当で公聴会等でもいろいろ議論のあったところと思います。われわれに対しても民用放送業者から周波数の割当に対してかねがねいろいろ意見を具申されておるわけです。ですからやはり電電公社というものが要求するものはこれは大事です。しかしながらそこにはやはり国家としての国民共有物である周波帯の割当について一つの根本的なやはり計画もありましょうししますから、この点については私は十分政府当局が公社が持っている案と照らし合せて、どの限度までどの方面にということは一つ将来のために事前にこれはやはり厳重にやっていただかなければならないと思います。これは公社の五ヵ年計画の中に入っているかどうか私ちょっと知りませんが、お持ちになっておれば、本委員会が一つ電信電話事業の無線化ということについての計画等があればお示しを願いたい、御要求願いたいと思います。
それから最後に私これは昨年の十月にソ連へ参りまして、モスコーで副通信大臣、それから放送局長、放送事業の責任者と会いましたときに、向うのこれは通信省の方で、モスコーと東京とやはり無線通信を開始したいという希望があったわけなんです。訪ソ議員団としては国交回復というものを主たる使命として行ったものですから、その一環として私は通信大臣に会いたいと言ったら通信大臣が、私は技術家じゃありませんが、向うでは技術関係の最高の首脳部が出ているわけであります、いろいろ放送とそれから電波通信についての意見を交換したのですが、向うとしては非常に熱望しているということがはっきりしました。周波数と時間さえ連絡指示してくればいつでもテストをやると要望があったのであります。これは私は前大臣にお話をしたと思うのですが、今回漁業交渉で河野君が行かれて国交が回復するかどうかという時期に際会しているわけでございますから、私決してこれはソ連を高く買うわけではございませんが、今日の状態は単なるモスコーの放送通信だけによって得ているのですから、通信でわれわれが信頼するかどうか、やはりこれは国交が回復しなくてもこういう通信事業だけばもう国境を超越して、むしろ私は率先してこれは開くべきじゃないか、その方が日本には有利になるのじゃないか、これに対する政府は、これは直接は国際電電公社だと思いますので、やはりこれは政府が今回のこういう漁業交渉による国交回復ということになれば、こういう点も私は国民に正確なソ連のニュース等を入れるのに必要じゃないかと思うのです。これが一点と、それからもう一つは、私昨年北京におもむきまして、これは上林山さんも経済使節団長としてお見えになっておったのですが、これも私放送事業者、それから電務部長というのですか、通信関係だろうと思うのですが、そういう方々と一席会談いたしました。北京、東京の間の通信は今日上海を通じてやっておるようですが、やはり向うとしては東京、北京という直通した無線の通信をこれまた強く要望しております。それからまた放送事業、これも向うとしてはプログラム編成、プログラムとして効果をみている。それからこれは私帰りましてNHKの幹部の諸君には報告しておきましたけれども、対中共放送というもののプログラムについての相当いろいろな意見を聞きましたその中では、われわれももっともだというような点も二、三あったのですが、ですからこの対中共、対ソ連というものの将来のこういう電波による通信というものについても政府としては実利的に考えて一つ具体的に腹をきめていただくことだ。これは上林山次官は北京で経済使節団長としておいでになってそういう御意見をお持ちになっておるんじゃないかと思うのでございますが、やはりそういうことは早く、向うがきめてこなくてもこっちはどうするのだという腹はきめておいていただいた方がいいんじゃないか、これは希望ですけれども、私の意見だけ一つ申し上げておきます。御了承願いたいと思います。