岸倉松の発言 (内閣委員会)
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○参考人(岸倉松君) ただいまの御質問の第一点の、笠井君に対してのお話ですが、これは私がさっき申し上げた以外には全然言っておりません。なぜならば、そういうことはなかったのですから、私がさっき申し上げたことは事実なんで、それ以外には笠井君に何も申しておりません。
第二点の、一月二日の話は、これは幣原総理の病気は肺炎で、一月二日はまだ熱があって苦しんでいる時代です。まだ病床にあって苦しんでいる時代です。一切の人は面会謝絶です。十二月の二十五日の夜病床につきまして、そうして二十六日にたしかマ元帥からお見舞のためにケンドリックという人が来た。そこへペニシリンを持ってきまして、わざわざ来たものですから、私の方の侍医は聖路加病院の橋本院長です。それが来ておりまして、私と相談しまして、せっかくケンドリック侍医が来られた。そのままただ帰すのもどうかと思うから、総理に伺って、もし差しつかえなければ一つ病気をみてもらおうということで相談しまして、総理に伺ったところが、いや、それはぜひそうしてもらいたいということで、それでケンドリック大佐がみたわけです。その結果、たしかにペニシリンを打った方がいいということで、それは聖路加病院の副院長の日野原という人、それがペニシリンを打ったんです。その当時は、非常に性能の高い、日本にはない、三十万単位の何でありましたけれども、二時間置きにやったんです。それで最初は非常に白血球が多くて、赤血球が非常に少かった。その注射の結果非常によくなりまして、だんだんよくなってはおりましたけれども、一月二日にはまだ病気が重い、それで病床にずっとあったのですから、ほかの人は絶対に面会謝絶、だからホイットニー准将のお話は記憶違いだろうと思います。