吉田法晴の発言 (内閣委員会)

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○吉田法晴君 大へんまあその辺楽観ですまれども、実際に自衛隊の中で旧政府軍人と申しますか、士官と申しますか、それがだんだん成長をして、このシヴィル・コントロールという点が、文民優先、最近は文民優先とは言わないで政治優先と言いますけれども、そういう点が崩れつつあることを私どもは心配をするのであります。
 それから出動等の場合について心配をするような私は指摘をしましたようなやっぱり危険性が残っておる。あるいはこの防衛力の漸増についても何の、とにかく限度もないのです。初めもない。そこで総理にそれらの点について全然構想はございませんかと、まあ総理は今のままで、制度のままで、あるいは法律のままで、現状でまあいいと、こういうお話でございますが、こまかい規定を指摘をする時間がなくなりましたが、私はあるいは心ある者はこれはやっぱりそういう心配をしておる。あるいはたとえば憲法改正の中に天皇の国事行為として一方は宣戦の布告という文字が入ったり、あるいは戒厳とか非常事態ということが考えられたりするのは、これは国会の監督を受ける総理じゃなくて、天皇の名において一方的にあるいは宣戦が布告される云々ということを心配させる大きな、これは要素ですが、総理の言われるほど事態は、これはのんきにかまえておるわけには参らぬように私は思うのです。あるいは防衛庁あるいは国防会議等について総理が過去の失敗にかんがみて、何と申しますか、十分なる検討と、それから反省、今の御構想を根本的に何と言いますか変え、この失敗を繰り返さない点について御決意がおありになるかどうか、御構想がおありになるかどうか、重ねてお尋ねをしておきたいと思います。

発言情報

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発言者: 吉田法晴

speaker_id: 22988

日付: 1956-05-18

院: 参議院

会議名: 内閣委員会