吉田法晴の発言 (内閣委員会)
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○吉田法晴君 ちょっと関連。大事な鳩山首相の方針について田畑君から御質問を申し上げておると思いますので、多少違った表現をもって鳩山首相にお尋ねをする。私どもは、憲法改正や国防会議の構成あるいは教育委員会の公選制の廃止、あるいは教科書法案、その他反動化の方向を鳩山内閣が出しておられる。ところが、他面において、あるいは選挙の際言われました国交調整あるいは平和外交といった進歩的なと申しますか、あるいは国際情勢に応じました方向もおとりになっておる。この二つの方向は、鳩山内閣における大きな矛盾した方向だと思う。しかもその反動化の点について、これは別な機会でありますけれども、あるいは矢内原東大総長、別の機会に南原前東大総長も言われておりましたが、反革命だということもお話しになりました。あるいはやみ軍隊をだんだん公然たる軍隊にしてくる、あるいは防衛出動ができるようにする云々という点で、第一次欧洲大戦後のドイツの二の舞を踏むのではないか、こういう心配を、これは国民の良識がいたしております。これはどのようにだれがおっしゃろうとも、国民の良心、国民の良識がその点を心配しておることは、これはいなむことができない事実でありますが、鳩山首相は、あるいは民衆政治家と言いますか、そういう点は、親しまれる政治家としておられることは私どもも否定をいたしません。あるいは時機を見るに敏であるということも私どもも信じます。ところが、私最近日本の失敗の過去の歴史を若干ひもといております間に、国会において国体明徴決議がなされました当時のことを読みました。残念でありますけれども、当時鳩山総理も——そのときは総理ではございませんけれども、満洲事変後のあの美濃部先生の天皇機関説に対して、国体を明徴にしなければならぬということで、わずかな民主主義をじゅうりんして戦争体制を整えて参りました時期に、やっぱり鳩山首相もそのとき、個人としてでありますけれども、押し流されておる。あるいはやっぱり賛成をしておられる。そこで鳩山総理が、この重大な段階に日本の失敗を再び繰り返さないために、その持っておられます時代を察する能力を反動化への道に、あるいは日本が再び失敗を繰り返す道に力をいたされるのでなくて、日本が再び失敗を繰り返さないために、あるいは憲法その他で決意をいたしました平和外交の方針に従って、あるいは国際的な共存の方向に従って、国の政治を推進して下さることを期待しておる。少くとも選挙において期待をしておるのでありますが、当面をいたしております憲法改正あるいは国防会議、あるいは防衛出動、本格的な再軍備、そして戦争への危険しかもその戦争は、これは原水爆の使用を伴います戦争の危険性に国を押しやられるか、それともそれをむしろ阻止して平和共存の方向に推し進めになりますか重大な段階でありますと思いますだけに、田畑君の質問に関連してではございますけれども、鳩山総理の決意を一つ伺いたいと思います。