安田善一郎の発言 (農林水産委員会)

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○政府委員(安田善一郎君) 三陸沖災害が年末に起りまして、私どもも非常に遺憾に思い、また対策もできる限り十分に尽したいと思って努力中でございますが、私どもの局の担当といたしましては、ただいま御指摘になりましたような応急対策とでもいうべき災害融資及び災害に伴いまする農林漁業公庫の融資のことでありますが、それに関しまする限り目下進行中で、遠からず実施をいたしたいと思っておりまする差し当りのものを申し上げます。
 すでに国会の御尽力によりまして、被害農林漁業者、特に今回は漁業者、林業者の方々が中心でございますが、その災害、営農、経営資金につきましては、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法がございますので、さっそく先ほど総務課長から報告のありました災害の状況と、水産庁、林野庁、農地局等からいたしまする報告に対する見解、査定あるいは査定中の意見をとりあえず基礎といたしまして、融資額六億円を予定いたしたいと思っておるのであります。この融資期間は二月から九月までと思っておりますが、できるだけ早く融資すべきものと考えておるのでございます。一戸当りの融資額につきまして申し上げまするというと、林業、養殖のような関係のものを除きまする一般の今回の漁業者の方に対しましては、一戸当り五万円、カキの養殖は十二万円、ノリの養殖は八万円、また個人施設である漁網、漁具、これに対しましては八百万円、それを限度といたしまして金利六分五厘、期限は二年間、養殖、漁具の関係は三年、こういう内容をもちまして、ただいまの進行状況では二月の三日の閣議にその政令を付議いたしまして、ただちに実行いたしたいと思っておるわけであります。そのほかの分につきましては、総務課長から御報告、御説明がありましたように、補助金、予備費の要求等について、災害に対する融資でない措置をとるようにしておるわけでございます。
 なお一言つけ加えて申し上げたいのでありますが、一月には北海道の風浪害もありましたので、これも三陸沖災害とともに同一の措置をとりたいと思っておるのでございます。農林漁業公庫の融資といたしましては、漁業、特に小型のものを主務大臣指定施設として指定するように準備いたしておりまして、水産庁での御査定は四千二百万円くらいになるようでございます。これは公庫の融資の規定に従いまして五分五厘の金利で十年償還を予定して、災害に対しまする経営資金の融資とほとんど同一の日付をもって措置ができるようにしたいと準備中でございます。

発言情報

speech_id: 102415007X00219560130_010

発言者: 安田善一郎

speaker_id: 22209

日付: 1956-01-30

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会