曾禰益の発言 (予算委員会)
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○曾祢益君 私は誤解に誤解を招くようなことに誘導尋問するようなけちな考えは一つもございません。総理のおっしゃったことが誤解を生んでいるのであるから、私の言い方が悪かったかもしれませんが、むしろ積極的に誤解を解くような発言をしていただきたい。われわれは野党の立場にあっても、日本の正しい主張――これは領土権もあります。これをできるならば、貫徹したい、政府の交渉に水をかけるような気持はない。社会党はこの間の政策委員会でも正式にきめました平和条約の中で、アメリカとも関連する点でありまして、ソ連にだけ領土権の主張をするのは、これは筋が立たない、しかし領土権の主張を捨ててしまって返らざる領土についてソ連の主権を認めるような平和条約に反対です。なし得るならば全部返してもらいたい。しかし返らざる部分についても、これは平和条約でやる場合にははっきりした留保をしておかなければならない。将来交渉の余地を残しておかなければならない、かようなことを言っておるのであるから、今日直ちに何もいわゆる暫定方式に今直ちに帰ろうとか、領土を主張をするなということを言っておるのでもなんでもない。こういう気持に立って私は申し上げておるのですが一体、この総理の重大な戦争防止に必要な領土、そうでない領土というこの区分の仕方というものは、非常に私はわからないし、非常に危険な考え方ではないかと思うから、しからばあなたはこの発言を否定されますか。