松尾金藏の発言 (商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会)

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○松尾(金)政府委員 海外投資全般の問題と関連いたしますので、私から御説明申し上げます。
 御承知のように、現在日本は資本の蓄積が十分でない状態で、しかも日本経済の必要上海外に投資活動をするということになりますれば、まず第一に資金の問題にぶつかるわけであります。これも現在までのところは、大体今御質問に出ております海外に対する鉱物資源の開発につきましては、あまり大規模な開発というものも従来ございませんでしたので、大体においてコマーシャル・ベースで各企業の自力による資本調達で従来まかなってきたと思います。しかしこれがさらに大規模になりますれば、やはり国家の資金援助というようなことが必要になるでありましょうし、またそのための開発の機械、設備その他のものを海外に出すということになりますれば、現在でも御承知のように輸出入銀行等による融資の手段もあるわけであります。また海外に投資をする際には、ただいまお話に出ました海外投資保険による危険負担の問題がまず第一に重要な問題でありますけれども、同時に海外投資先の投資のチャンスを探らなければなりませんし、また投資先の経済状況、また投資先の労働条件あるいは各種法律、経済、制度というようなものにつきまして、十分な確信がなければ海外投資は相当危険を伴うわけであります。こういうものについて現在までのところはあまり十分な政府の援助制度もございませんですけれども、将来の問題として当然そのような調査活動にも政府ができるだけの援助を与えるための制度を考えなければならないと思います。御承知のように単なる輸出市場の開拓というような意味では、現在ジェトロその他が活動いたしておりますが、海外投資についても何らかそのような制度を考えなければならないということで検討いたしております。

発言情報

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発言者: 松尾金藏

speaker_id: 14598

日付: 1956-12-03

院: 衆議院

会議名: 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会