森誓夫の発言 (商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会)

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○森説明員 御意見の通りだと思うのでありますが、二つの公益と申しますか、とにかく鉱業も公益的意味を持っておると思いますが、これは二つの公益が競合した場合に、どちらを優先させるかという判断が容易につかないということから起ってくる問題でございまして、その二つの公益のいずれを優先させるかということは、それぞれの社会的な、経済的な実情によって変ってくると思うのであります。現在は電気を優先させておりますが、将来はもう少し違ったやり方でエネルギーの獲得ができるということになれば、電気よりも鉱物を優先させるということになりましょうし、また鉱物でも現在たとえば大へんなウランの豊鉱でもあれば、電源開発は遠慮してもらわなければならないということになりましょうし、いろいろそのものの持つ社会的、経済的な価値の比較によって、そのどちらを優先させるかきめなければならないのでありまして、一律に法律で明定することは困難だと思います。現在の法規では、一応鉱業権を行使した場合に、それが著しく公益に反するような結果を生む場合には、その出願を拒否したり、あるいは出願許可の範囲を制約したり、また一たん許可していてもこれを取り消すことができるというようなことになっておるのでございますが、まずこれ以上の明細な書き方をしても、この問題はやはり残るというふうに考えます。

発言情報

speech_id: 102504514X00119561203_025

発言者: 森誓夫

speaker_id: 19417

日付: 1956-12-03

院: 衆議院

会議名: 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会