森巖夫の発言 (運輸委員会)

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○森(巖)政府委員 船員局関係の補足説明をいたしたいと存じます。資料は先ほどの第二の資料の十三項八ページでございます。それと説明資料第五番をごらん願いたいと存じます。
 まず船員教育充実に関する経費でございます。最近船舶の建造が相当大規模に行われるにつれまして、船員の需給状態がやや逼迫して参りまして、国立の商船大学あるいは商船高等学校のみの卒業生をもってしては間に合わないという状態に相なっております。これに応ずるために、船員ことに高級船員の充足をやっていくためには、省の所管いたしております海技専門学院、それから普通船員につきましては海員学校の活用をいたしまして、ここで必要な船員を急速に養成いたしたいという考えをいたしております。海技専門学院は従来神戸の商船大学と同じところのございまして、教育施設につきましても、これを共用いたしておったのでありますが、商船大学の方も学年が進行いたしますにつれて設備が相当一ぱいになりますし、それからまた海技専門学院といたしましても、相当大規模に養成をいたし、また十分な教育をいたすためにはある程度の設備の必要が起りまして、そこで教材の整備費として四百九十五万七千円、それからそのほかの施設の整備に百八十一万一千円、その他教育関係の経費を計上いたしましたわけでございます。次に航海訓練所に関しましては、商船大学あるいは商船高等学校の学生とか生徒の海上における実習の教育をやっておるのでございますが、これを充実していきますために、練習船運航の安全をはかるためにこの関係の費用を計上いたしました。日本丸は、これは船齢二十八年にも及び、相当古いものでございます。これの改修費として七千三百四十二万三千円、その他の練習船の修繕費といたしまして三千八百八十七万七千円を計上いたしますとともに、学校関係の図書であるとか、その他のいろいろな費用といたしまして七百十三万六千円を計上いたしておる次第でございます。海員学校は全国に九校ございまして、普通船員の幹部になるべきものを養成いたして、おるのでございますが、これも先ほど申し上げましたように、普通船員の不足を補うためにできるだけ多数の養成をここでやりたいという考えから、教材費として四百八十三万三千円、そのほか短艇とか、あるいはボートダビットとか、そういうものの整備のために六百四十五万八千円というものを計上いたした次第でございます。なお海員学校のうち口之津の海員や校につきましては、従来校舎が狭隘であって教育のためにはなはだ意にまかせないものがございましたので、官庁営繕費千四百七十九万二千円を計上いたしまして整備をはかることにいたした次第でございます。次に小型船舶職員の養成関係について申し上げます。ただいま申し上げましたように、船員の再教育機関として海技専門学院があるのでございますが、乙一、乙二以下の免状を要する職員につきましては独立の恒久的な教育機関がございませんので。それぞれの地方で講習をやりまして、そうして試験を受けるというようなことでやっておりますが、講習養成を十分行うために、この講習を行う団体等に対しまして、百八十九万円の補助金を前年に引き続いて支給いたしたいというものでございます。
 なおこの重要事項には載っておりませんけれども、ILOの海事会議について一言補足させていただくことにいたします。わが国は従来ILOすなわち国際労働機関の有力なメンバーとしてこれに関与しておるわけでございますが、ごとに一九五五年以降は常任理事国といたしまして重要な地位を占めております。国際労働機関の海事関係につきましても、従来十年間に一回くらいの程度におきまして本会議が開かれまして、いろいろな審議が行われておるわけでございます。昨年ロンドンにおいてその予備会議が開かれましたが、ちょうど来年度は本会議が開かれる予定になっておりまして、ただいまのところでは大体六つの議題につきまして、条約案、勧告案あるいは決議案等が議せられる予定でございます。これに相当充実した代表を派遣いたしたいと思いまして、その費用を計上してある次第でございます。
 簡単でございますが、船員局関係の事項についての補足説明を終ります。

発言情報

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発言者: 森巖夫

speaker_id: 464

日付: 1957-02-19

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会