細田吉藏の発言 (運輸委員会)

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○細田説明員 鉄道監督局の予算の主要なる事項につきまして御説明を申し上げます。
 まず第一は地方鉄道軌道整備補助に必要な経費でございますが、額といたしましては二千五十二万円でございまして、すでに御承知の通り地方鉄道軌道整備法に基きまして、天然資源の開発等のための地方鉄道の新設、改良、またどうしても鉄道の運輸を継続しなければ国民生活に非常に重大な影響があるというものに対しまして、赤字補助をいたしておるわけでございます。大体前者はただいま六社を予定いたしております。それから後者の赤字会社の補助は七社を予定いたしております。具体的な額をどうするかということにつきましては、ただいま検討中でございます。
 次に鉄道の鉱害復旧事業費の補助でございますが、額といたしましては一千七百四十三万円でございまして、臨時石炭鉱害復旧措置法に基きまして石炭の採掘に起因いたします日本国有鉄道の北九州地区におきます鉱害復旧費並びに鉱害復旧事業団の事務経費の補助をいたすわけでございます。補助率は、復旧補助金が四〇先でございまして千六百八十万円、それから事業団の事務経費が一五%でございまして六十三万円となっております。工事の件数といたしましては六線で八件になっております。
 次に三番目といたしまして戦傷病者等無賃乗車船費の負担でございますが、額といたしましては三千二百六十三万五千円でございます。戦傷病者等の日本国有鉄道無賃乗車等に関する法律、これは一昨年議員立法でできました法律でございますが、戦傷病者につきまして政令の定める条件によりまして、日本国有鉄道の鉄道並びに連絡船に無賃で乗車船をさせまして、相当運賃額を国が負担するということになっているもの、並びにこれを事務的には地方公共団体にいろいろな事務をやっていただいておりますのでその事務費との両方でございます。事務の委託費が四百十万八千円、それから負担金といたしまして、これは国有鉄道の収入になるものでございますが、二千八百五十二万七千円、このように計上いたしておるわけでございます。
 次に運輸省の予算ではございませんで、通産省の方の予算にこれは一括計上されておるわけでございまして、通産省の重機械技術相談事業費補助金という項目に入っておるのでございますけれども、具体的な額につきましては通産省と今いろいろお話し合いをしておるところでございますが、鉄道の車両輸出振興対策、これに必要な経費でございます。これは大体考えておりますことが二つございまして、一つはアフターサービスを強化する、車両の輸出をいたしましても取扱い不なれのために非常にクレームが多いというようなことがございます。これを防止いたしまして、またいろいろな宣伝もいたすというような見地から、アフターサービスをする人間を海外に派遣しょうということでございまして、それの一部を補助するという考え方でございます。大体計画といたしましては、アルゼンチン、インド、フィリピン、こういうところへ大体三名ずつぐらい出したいという計画でございますが、これは金額と同様具体的にはきまっておらないのでございまして、大体補助といたしましては航空運賃を持とうという考え方でございます。それから二番目の考え方は、海外の鉄道技術者を招聘いたしたい、これの補助をいたしたいということでございまして、輸出国の鉄道車両関係の技術者に日本へ来ていただいて、日本の車両工業の状況を見ていただく、また実際の運転状況等も見ていただいて、それによって間接にと申しますか、輸出を振興する一つの手段にいたしたい、かようなわけでございます。ただいまのところ計画といたしましては、ウルグアイ、アルゼンチン、チリーから技術者各二名程度来てもらったらどうかということを考えておりまして、補助率としましては、大体五〇%程度をこのために補助をいたしたい、かように考えておる次第でございます。
 一般会計の鉄道監督局の関係で主要なる事項について御説明を申し上げましたが、国有鉄道の関係につきましては、お許しを願えますれば次回に私どもの局長からさらに詳しく別途御説明を申し上げ、また国有鉄道からも詳しく御説明を申し上げることにさせていただきたい、かように考えている次第でございます。

発言情報

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発言者: 細田吉藏

speaker_id: 24340

日付: 1957-02-19

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会