辻章男の発言 (運輸委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○辻説明員 先ほど大臣から御答弁がございましたが、私から補足して申し上げます。ちょっと先に御了承願いたいのでございますが、私ども打合会の席上で少し間違ったことを申し上げて、小山先生の誤解を招いたのは私どもの責任でございますが、その点二青弁明させていただきたいと思います。
 ただいまの保険のかけ方の問題でございますが、確かに第五北川丸は四十九名保険をかけておるのでございますが、これは定期船協会と保険会社と団一体的に保険契約を締結しておりまして、実は第五北川丸が三時間以上の航路に就航した場合の定員が四十九名でございまして、三時間以内の場合が七十七名なのでございます。四十九名の保険をかけますと、大体百七十名程度の保険金が、精求する場合にはもらえるということに相なっております。百数十名といいますと実は定員をオーバーするのでございますが、これは臨時定員をとるとか、あるいは学童あたりにつきましては二人で一人分に計算するとかいうような算定のことがございまして、優に定員はカバーするだけの保険契約はいたしておるわけでございます。ただ打合会で申し上げましたように、この第五北川丸事件におきましては、定員オーバーの問題がございますし、また乗組員に重過失があれば、保険金は支払わないというような条項がございますので、今保険金がそっくり第五北川丸の船主に入りますかどうかという点につきましては、私ども自信がないのでございますが、その点一言弁明させていただきます。
 それからただいま小山先生から、保険がどうかわからないうちは、補償の問題がどうなるかわからないというのはけしからぬじゃないかという御質問でございますが、私どももちろん今政府から直接補償するというようなことは考えられぬと思いますが、会社に対しましては、この会社の不行き届きの点から申しまして、行政指導によりましてできるだけ遺族の方々に御満足のいくような補償の道を講ずるように、全力を上げて行政指導をいたしたいと思います。ただ保険金が入るか入らぬかによりまして会社自体の金繰りの問題等につきまして、だいぶ差が出て参りますので、そういう意味におきまして先ほど大臣は保険の問題の様子も見たいとおっしゃったのである、かように考える次第でございます。

発言情報

speech_id: 102603830X02319570416_012

発言者: 辻章男

speaker_id: 28814

日付: 1957-04-16

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会