正木清の発言 (運輸委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○正木委員 そこで私は大臣にお伺いしたいと思うのですが、今大臣もお聞きのように一三%の国鉄運賃の値上げをやって、政府は国鉄の五ヵ年計画を立案して、三十二年度の初年度に入ったわけですが、その全体の事業資金の中で、すでに政府としての方針が、国鉄だけで百億の繰り延べ、こういうことが本日の当委員会でやや明瞭になったわけです。実は閣議決定を見ましたあと、だれ言うとなく国鉄に対しても百億の事業繰り延べが、大蔵当局を通じて非常に強く要請されておるのだということが入りましたので、七月三日に委員会を開いていただいて、当時の大臣である宮澤君や、今日出席されておる權田監督局長に、私どもの心配の点を詳細に実は質問をした。当時大臣であった宮澤さんも權田監督局長も、その点については一口に言うと心配するな、そういうことは何らわれわれの方では具体的には話し合いになっておらないのだ、こういうことで委員会は終った。しかし終ったけれども、現実にはその百億繰り延べということは、われわれは何としてもそのようであるということの疑いというものは晴れなかった。本日やや具体的にそのことが明らかになった。経済企画庁と違って直接事業を担当しておる国鉄としては、百億の事業資金が繰り延べになるかならないかは、現実に事業を遂行する上において大きな支障になることはもう議論の余地はないのであります。そこで私が大臣にお尋ねしたいと思うことは、前任者である宮澤運輸大臣からこの点が一体正確に事務引き継ぎが行われたのかどうか、これをまず第一点として聞きたい。そして運輸大臣は政府の一員として一体どういう方針でこの問題を処理しようとするのか、それをお伺いしたい。そうでないとせっかくあなたが大臣になられて、新しい構想のもとに三十三年度の運輸省所管の重要施策を本日ここに御提出になったけれども、もう初年度からつまづく。来年度になると一体われわれはどうなるかわからぬ、こういう心配も勢い出てくるので、この点私は大臣としてのはっきりした所信をこの際明らかにしておいてもらいたい。