石井光次郎の発言 (国土総合開発特別委員会)
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○石井国務大臣 北海道の開発、続いて東北の開発と次々に出てくれば、前の方がだんだん水うめされるように薄まっていって、力がなくなっていくんじゃないかという懸念は、一応当然起るべき問題ではないかと思います。しかし北海道開発ということが、非常に日本の国の経済の発展の上においても、また総合的にいろいろな面から見ました日本の全体のあり方、人口問題その他の問題までも含めまして、どんなに重要であるかということが、もうこれは党のいかんを問わず、一致した意見として取り上げられたのが北海道の開発問題でございます。これがわずかにまだ五カ年、そうしてこれから第二期計画に入りますると、初めてこれがだんだん値打を出してこよう、またさらにそれを土台として第三回目というようなことになりますれば、初めて北海道というものが非常に光った存在になるんじゃないかという熱意を持ってかかったこの北海道の開発でございます。これを、東北の開発が起ったから、北海道の方もその力を弱めて、東北の方に幾らかのものを分けるというようなこと等があれば、これは両方とも意味がなくなるのであります。東北の発展というものも、そういうふうなことで北海道の上前をちょうだいして、それに幾らか増したものでやっていくというようなことでは、私は東北はやっぱりやれないものだと思います。それで東北の開発というものを取り上げました以上は、北海道の開発はちゃんとやっていって、そうして東北はこれに続いて同じような心持でこれを取り扱っていって、予算の上等におきましては、北海道に累を及ぼさぬ、北海道の開発は開発としてちゃんとやるんだという決心のもとでなければ、これは取り上げられるものではないのでありまして、政府といたしましても、北海道に累を及ぼさず、東北の発展を期するという覚悟を持っておるわけでありますから、私自身といたしましても、北海道に累を及ぼすようなことはなく、できるだけこの方に一そうの力を入れていくという心持でおります。