石井光次郎の発言 (国土総合開発特別委員会)

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○石井国務大臣 北海道が非常に広く、かつ冬は雪の多い地帯がたくさんありまして、道路だけでは達し得ない交通の不便なところがあるわけであります。そういう意味等もあり、産業の開発という点から、順次、この鉄道を北海道には、もう少し網の目を広く、ずっとこまかくしていかねばならぬということは、前から、私ども鉄道に関係しております時分から、申しておったわけでありますが、現在の鉄道の状態、今建設中のもの、これは三十線ほど六、七年前に行ったときに始めて、それからかかったものでありまして、それはほかの地帯から見れば、割合に路線は取り上げられたのでありますけれども、そんなものでは、なかなか今お説のようにもの足りないのであります。しかし、これはどうしても鉄道を充実すること、道路網を拡大するということは、北海道開発に欠くべからざる問題でありますので、第二次五カ年計画には、これを入れて考えておるわけでございまして、新線建設の今の状態では、九線のうちすでにもう三線は完成しておる状態でございますが、ただ北海道の鉄道を、独立して建設をやるという問題は、前からよくいろいろこういうふうな話は出るのでございます。ただ建設だけでなく、経営も、要するに北海道の鉄道だけは全然別にして、北海道の会社にするなり、あるいは国が持つなり、道が持つなりというようなこと等についての意見を立てておる人はたくさんあるのでありますが、これは理論としては一応立ちますけれども、実際にこれを実施しようという問題になりますと、なかなか困難な問題がたくさんあって、実は何とかしなくちゃと言いながら、今日に及んでおるのが事実でございます。ただいまお話のような点も一つの問題であり、前に正力長官の時分にも、案が一応出ておるもの等があります。これらの問題は、なお取り上げて研究すべきものだと思っております。
 道路の充実は、当然大きく取り上げられた一つでございますが、これは御承知のように、北海道がああいう寒い地帯のために、りっぱな道路をこしらえるには、内地の費用より、うんとかかるような工事をしなくてはならないというようなこと等もありまして、なかなか遅々たる状態でございますけれども、鉄道と鉄道の間をできるだけ道路によって連絡をつけ、また鉄道が行き得ない所には、さらに多くのいい道路を広げていくということは、第一次五カ年計画のときからその方針であり、これは着々とその実績を上げておるようでございます。
 第二次計画におきましても、当然この道路、鉄道の問題には力を入れていくということだけは変りないわけでございますが――変りないというよりは、一そうそれに力を入れていきたいと思っております。ただ鉄道をわれわれの開発庁で取り上げて建設までやるという問題は、今すぐにその通りやろうというふうにお答えするまでの準備はまだございませんが、とくと考慮をいたすべき問題かと思います。

発言情報

speech_id: 102604321X00919570403_017

発言者: 石井光次郎

speaker_id: 25803

日付: 1957-04-03

院: 衆議院

会議名: 国土総合開発特別委員会