1957-06-10
衆議院
讃岐喜八
商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会
讃岐喜八の発言 (商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○讃岐説明員 御満足をいただけるかどうかわかりませんが、簡単にお答え申し上げます。
まず最初に炭価の問題でございますが、標準炭価をいつきめるのかというお話でございます。これは私どもできるだけ早くきめたい、かように考えております。お話のポイントは結局三十二年度の標準炭価は現在ない。そこで現在商談できまりました取引価格があまりに早くきまりまして、標準炭価で律するにはおそ過ぎるではないか、こういうことじゃないかと思いますが、まことにきょうでございまして、これは私どもから申しまして、炭価のきまり方がいかにも早過ぎた、これは需要家の方もきわめて迅速に交渉に応じられたわけでありまして、例年の慣習から申しまして、国鉄の値段がきまりまして、それから各需要家がそれにならって炭価をきめていくのが例でございまして、半年あるいは一年くらいかかってきまったのが普通でございます。ところが今年に限ってこんなに早くきまりましたということで、私どもといたしましては、これでは前年度末までに三十二年度の標準炭価をきめておかなければ間に合わなかったということにもなるのです。大へん手違いではございますが、昨年までの実情から申してまことにやむを得ないものがあると思うのでございます。それでこれに対しましては、現在の炭価問題は、標準炭価の問題、それからもう一つそれ以前の問題があるかと思います。現在きまりつつある値段に対しまして、政府としてどう対処するかということが新聞等で相当問題にされておるわけでございます。これは現在業界と政府の間におきまして話し合いが続いておるわけでございまして、近く何らかの形におきまして解決ができるのじゃないか、かようて期待しておるような次第でございます。いましばらくお待ちを願いたい、かように存ずる次第でございます。
次に三十二年度の出炭計画と輸入計画の問題でございます。この点につきましては、まずお断わりしておかなければならぬのは、国会開会中におきましては、三十二年度の出炭は五千二百万トンというようにずっと説明して参りました。私どももかたく踏みまして出炭五千二百万トンがいいところではないか、かように考えておったのでございますが、その後の業界の増産意欲が予想以上にございまして、ただいま御指摘のように四月、五月の実績でいけば五千三百万トンを上回るのじゃないかというようにも考えられているような次第でございます。一方昨年末以来の異常渇水が三月、四月までにも及んだというふうなことで貯炭が減りましたし、ストライキ等の影響もございまして貯炭が減りましたので、四月以降の出炭の増と貯炭の減とをにらみあわせて、五千二百七十万トンというように生産計画を決定したような次第でございます。御了承をお願いしたいと思います。そこで本年度を通じての出炭が幾らになるかということでございます。あるいは五千三百万トン、あるいは五千四百万トンとも言われておりますが、この点につきましては今後の推移が大事でございまして、まだ本年度二カ月経過したばかりでございますので、今後の推移を十分に見た上でないと何とも言えないと思います。従いまして輸入の計画、特にそのうち一般炭百万トンの計画をいたしまして、上期三十万トンの輸入を計画いたしておるわけでございます。百万トンの輸入につきましては、目下のところ変更する考えはございません。それで上期の輸入の計画のうち、十五万トンにつきましては、これはソ連炭、樺太炭でございますが、すでに決定いたしておるような次第でございます。あとの輸入をどうするかということでございますが、御指摘の中共炭の問題は昨年以来の値段の関係、それから貿易方式と申しますか、日中貿易協定がなお未決定の現状と考え合せまして、目下のところ中共炭を輸入する計画はございません。一方最近参っておりますアメリカ、豪州等からのオファーによりましてレートが非常に下りました関係で、カロリー当りにいたしまして大体一円ないし一円七銭くらいで輸入できることになりつつあります。さようなわけで、近くそれらの輸入の問題を決定いたしたいと考えておりますが、先行きさらにレートが下るというようなことを考えてみた場合におきましては、昨年中共から買った炭の値段等を考えてみますと、あるいは中共炭を買うよりもアメリカ炭ないしは豪州炭の方がいいではないかということも考えられますので、中共炭の輸入の問題はどうやっていくか、あるいは輸入しなくて済むのではないか、かようなことになるのじゃないかというように考えておる次第でございます。しかしいずれにしましても、輸入炭の問題は下期に参りまして先ほど申し上げました出炭の趨勢を見まして、これは必要なければ輸入する必要がないわけでございますから、年度の半ばになりまして、下期どうするかという、ことはさらに検討いたしたい、かように考えておるわけでございます。
次に重油政策について石炭局から何か申したというようなお話でございましたが、私どもからは希望的な見解といたしまして政策をこうしてもらいたいということは言った覚えはありますが、これをどうするということは何も決定的に申しているわけではございません。私どもといたしましては、御承知のように石炭鉱業の合理化を進めていく上におきまして、合理化法の存続期間中は時をかしていただくのだ、かように考えているわけでございます。さような意味におきまして、合理化法が施行されて以来三年目に入ったばかりでございまして、まだ合理化の達成の時期ではないという考え方から、もう少し合理化ができ上るまで時間をかしていただきたいというのが私どもの主張でございます。簡単でございますが、御説明といたします。