岸信介の発言 (本会議)
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○国務大臣(岸信介君) 河野君の御質問に対してお答えを申し上げます。
第一は国際情勢の問題でありますが、これは、昨年相次いで起ったハンガリアあるいはスエズの問題等に関連しまして、国際情勢がさらに緊張の度を増してきたことは事実でございます。この両事件は、それぞれ相手国も違いますし、事情も違っておりますが、河野君の指摘されたごとく、われわれは、スエズ問題においてアジア・アラブの諸国が民族独立とその自由の獲得のために戦っておる民族主義に同情すると同様に、ハンガリーにおける民族が自由のために戦っておることに対しましても心から同情するものであります。(拍手)
原子部隊の問題に関しましては、この壇上よりしばしばお答えを申し上げました通り、アメリカの責任ある国務省及び国防省は、かかる新聞記事に出たような事実はないということを言明しておりますし、わが外務省はそういう申し出を受けた事実は全然ございません。(拍手)
米価問題につきましては、御指摘のごとく、予算編成の過程におきまして、一度閣議で決定をいたしましたけれども、その後、世論の動向をも考え、問題の重大性にかんがみて、内閣に権威のある調査会を設けて、その調査、審議に基いて善処したいと考えております。(拍手)
最後に、昨年行われました自由民主党の総裁の公選につきましては、私自身がその候補者の一人でありまして、御指摘のごとき事実が全然なかったということを、ここに言明申し上げます。(拍手)
〔国務大臣池田勇人君登壇〕